[RCA] P.モントゥー指揮パリ音楽院o. / ストラヴィンスキー:春の祭典
商品コード: 1283-042
商品詳細:ピエール・モントゥー(1875-1964)と言えば「春の祭典」と言えるほど両者のイメージは強い。「春の祭典」は、セルゲイ・ディアギレフが率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために作曲したバレエ音楽。オリジナルの振り付けはヴァーツラフ・ニジンスキーが、舞台デザインと衣装はニコライ・リョーリフが担当した。1913年5月29日にヴァーツラフ・ニジンスキーの出演でピエール・モントゥーの指揮によりシャンゼリゼ劇場で初演された。客席にはサン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなどの錚々たる顔ぶれが揃っていた。初演に先立って行われた公開のゲネプロは平穏無事に終わったが本番は大混乱となった。2回目以降は絶賛を得て、「春の祭典」の初録音もモントゥー/パリ交響楽団による初演から僅か16年後の1929年1月にサル・プレイエルでSP録音が行われた。同年5月にはストラヴィンスキー自身も録音を行った。モントゥーは以降1949年サンフランシスコ響、1951年ボストン響、そして1956年パリ音楽院o.と初演を含め1956年までに4回の録音を行い、「春の祭典」=ピエール・モントゥーというイメージが定着した。ストラヴィンスキーは、その後何度か改定版を出していて、初演譜(1913年版)に拘るモントゥーと自演のストラヴィンスキーとは少しずつ演奏が乖離していったらしい。1956年の版は不明だがストラヴィンスキーが録音の度に最新版を使うのに対し、モントゥーは自身でアレンジを加えていったことが分かっている。音質などから考えてこのパリ録音が空前絶後の名演であることは間違いないだろう。
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