[RCA] 小澤征爾指揮トロントso. Y.ロリオ(pf) J.ロリオ(オンド・マルトノ/ondes martenot) 他 / メシアン:トゥーランガリラ交響曲(1946/1949), 武満徹:ノーヴェンバー・ステップス(1967)
商品コード: 1283-039t
商品詳細:作品が完成してから半世紀も経つのに「現代音楽」と言うのもおかしいが、メシアン/武満は現代音楽を語る上で重要な存在だ。シェーンベルク以後、それまでの西洋音楽には無かった思想・技法が現れた(ミュージック・コンクレート、ミュージック・セリエルなど)。そういう中でインド音楽の旋律とリズムの要素を用いて書かれたトゥーランガリラ、そして東洋の楽器を用いたノーヴェンバーステップス。2人の代表作を小澤征爾、いやSeiji Ozawa指揮で聴いていただきたい。メシアンのこの交響曲は小澤にとって特別だった。それは1962年7月にメシアン本人の立ち会いのもと日本初演を成功に導いたからである。この1967年トロント録音も作曲者監修による北米初録音となった。ニューヨーク・フィル創立125周年を記念して1967年に作曲された『ノヴェンバー・ステップス』は、琵琶と尺八という日本古来の伝統楽器と西洋のオーケストラとの共演を実現した武満徹の代表作で、当盤の演奏は世界初演の1ヶ月後の世界初録音。この小澤の偉業を認めない、という訳にはいかないだろう。
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