[Le Club Français Du Disque] G.ドプリュ(cl) O.ガータンローヴ(pf) / ブラームス:Clソナタ1番Op.120-1, 2番Op.120-2
商品コード: 1283-033p
商品詳細:希少なG.ドプリュ(cl)O.ガータンローヴ(pf)によるブラームス:Clソナタ1/2番。重厚なハーモニーと緻密で繊細なポリフォニーが特徴の一つでもあるブラームス。Op.120-1/2はヴィオラ版とクラリネット版と作者による編曲でヴァイオリン版もある。仏VALOISにデンマークQt.らと入れたモーツァルト室内楽曲集、ERATOにH.フェルナンデスらとメシアン:世の終わりのための四重奏曲等の録音を残したG.ドプリュの演奏でブラームスの魅力を聴いていただきたい。クラリネットのギイ・ドプリュ(Guy Deplus・1924-2020)はフランス生まれ。1947年からフランス共和国親衛隊、コンセール・コロンヌ、オペラコミック座、そして最終的には1984年までパリ・オペラ座のスーパー・ソリストとして活動した。彼はロンポワン劇場と協力。1953年、同社の音楽監督であるピエール・ブーレーズは、ドプリュが新しく結成した小さなアンサンブルである有名なドメーヌ・ミュージカルに参加する。同時に、ギイ・ドプリュはパリ音楽院で1978年からクラリネット科教授として教えていた。重要度からみるとこのLPは、オデット・ガータンローヴ(1922-2014)という超が付くビッグ・ネームが参加しているということが大きい。録音が極めて少ない女性ピアニストで9歳でパリ音楽院に入学し、マルグリット・ロンのクラスに入る。 オリビエ・メシアン、アンリ・ブッサー、ノエル・ガロン、ダリウス・ミヨーらに音楽を学び、1948年に「調和、フーガ、対位法」でローマ・プレミア・グランプリを受賞した。第一回目のガブリエル・フォーレ国際コンクールで優勝。その後、ラザール・レヴィとイヴ・ナットの下でピアノのテクニックを完成させた。録音が極めて少ない為に日本では完全に無名のまま。1枚だけドビュッシーを弾いた非商用録音があり10万円を超える高額LP。このブラームスはそんなわけで脇役のピアノがあまりに凄いのは別にしてLPとしての完成度が非常に高い。そこはかとなく漂う典雅な香りが感じられる。ドイツ風ではない。あくまでラテン風のブラームスなのだが音楽が息づくように忍び寄る。
ドプリュの在庫一覧へ