[MELODIYA] D.オイストラフ(vn) H.ピシュナー(cemb) / バッハ:Vnソナタ全6曲B.1014~1019
商品コード: 1283-014
商品詳細:ETERNA=MELODIYA共同制作録音。ETERNAでは5/6番が1960年(モノラルは820 213)、2/3番が1963年(モノラルは820 360)で、最後に1/4番が1966年(モノラル発売無し)。6曲揃った後の1974年頃、825 798-9でバラ・ステレオ発売された(長ステ・ジャケ)。ETERNAオリジナルの場合、リアルタイム発売のモノラルは4曲2枚のみの発売。全6曲はステレオ・バラ2枚が初出。充分聴き応えのある良い音質!DGGからはバラ3枚でモノラル/ステレオが発売されており、全6種存在。どれにするか迷うところ。世界中で大人気となり入手はますます困難になっている。MELODIYAでは1974年SLレーベル(シングルレーター)の2枚で初リリース。DGGが最も早い1960年代発売だが、MELODIYAの信頼性も固いといえる。オイストラフとしては真摯に向き合った穏やかな演奏には悪い評価は少ないだろう。ピシュナーの楽器はモダンチェンバロ(ノイペルト)で生真面目さが漂う頑固なスタイルで統一されている。ハンス・ピシュナー( 1914 - 2016)は102歳で亡くなった。当時の東ドイツの音楽家はボッセも90歳で亡くなり、長寿な方が多い。1976年にはドイツ民主共和国国家賞、1989年にカール・マルクス勲章を授与されている。このドレスデンで録音されたバッハはオイストラフにとって唯一のVnソナタ全6曲の録音となった(単独録音もなかったと思われる)。オイストラフは協奏曲の時とは異なる協調的なスタンスでチェンバロとの音量調節を考えてのことかナイーブで穏やかな音出しに努めていることが解かる演奏。ピアノ伴奏とは全く異なるケースだけに大変慎重な演奏である。MELODIYAではモノラルはリリースされず、また2曲入りの盤も存在しない。録音からかなり時間がたった1974年SLレーベルの2枚組でステレオのみ初リリースされた。オイストラフの中では好感が持てる演奏!5/6番のみMELODIYAの旧モノラル録音があった。
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