[Ducretet Thomson] F.ペレグ(cemb) / バッハ:イタリア協奏曲B.971, トッカータB.912, 半音階的幻想曲とフーガB.903, カプリッチョB.992
商品コード: 1283-007
商品詳細:鍵盤奏者、指揮者、また作曲家としても活躍したフランク・ペレグのバッハ・リサイタル。大変珍しい仏デュクレテ録音。楽器はノイペルト社のモダン・チェンバロだが、この時代なら当然の選択。たとえチェンバロといえども古い人ほど表現力が豊かで上手いのは言うまでも無い。1970年代に台頭した古楽器奏法は形を変え現在まで続いているが、チェンバロがピアノとは別の表現手段として存在意義があることは変わらない。その点でこの録音は凄いの一言!フランク・ペレグ( 1910-1968)はチェコ・プラハ生まれのイスラエル人のチェンバロ奏者、ピアニスト、指揮者、作曲家、教育者。プラハの国立音楽アカデミーでピアノ、作曲、指揮をプラハ大学で音楽学を学んだ。ヴィチスラフ・ノバクやアレクサンダー・ゼムリンスキーなどの学生であった。1936年、エレツ・イスラエル(パレスチナ)に移住。プラハではポラックと名乗っていたが、イスラエル移住を機にヘブライ語でバッハを意味するペレグに変更した。1939年にスイスのジュネーブで開催された国際演奏家コンクールで賞を受賞した。演奏旅行では愛用のチェンバロを持ち歩いた。ペレグはパレスチナ・フィルハーモニー管弦楽団、ラジオ管弦楽団、ハイファ交響楽団と共演した。ソリストとして、彼はバッハの音楽の解釈者としてかなりの評判を得た。ペレグはワンダ・ランドフスカを深く尊敬していた。ペレグはピアニストとしても活動し、モーツァルトの協奏曲の録音がある。教育者としてアレクシス・ワイセンベルグを生徒に迎えている。ペレグはイスラエル・フェスティバルの初代音楽監督であり、第一回国際ハープ・コンテストの審査員長である。イスラエルにおける音楽文化の育成に尽力した音楽家であった。
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