[Club Mondial du Disque] H.アーベントロート指揮ライプツィヒ放送so. ライプツィヒ放送Cho. 他/A.ローター指揮ベルリンpo/ ベートーヴェン:交響曲9番Op.125「合唱」, 交響曲1番Op.21
商品コード: 1284-061p
商品詳細:URANIA音源の仏プレス(クラブ盤)。アーベントロートの第九は2種あり、これは爆演で有名なURANIA録音。もう一つSUPRAPHON(1952/1/18・プラハ・ルドルフィヌム)があり、それは別音源となる。熱気はバイロイトより上か?米URANIAの方が音は荒っぽく、フォルテで割れるまで鳴らし切るが、仏プレスは適度なレンジで、嫌な音を出さないようにしている。故に、仏プレスの方が聴きやすいが、アクの強さはない。どちらを取るかは好みの問題だろう。バイロイトのフルトヴェングラーと是非聴き比べて欲しい。後世に残すべき第9の一つである録音であることは間違いがない。エディット・ラウクス(ソプラノ)、ディアナ・オイストラティ(アルト)、ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール)、カール・パウル(バス)、ライプツィヒ放送交響楽団、ライプツィヒ放送合唱団、ライプツィヒ音楽大学合唱団による名演。ヘルマン・アーベントロート(1883-1956)はフルトヴェングラー(1886-1954)やクナッパーツブッシュ(1888-1965)と同世代のドイツの巨匠指揮者。旧東ドイツのライプツィヒを拠点に活躍していたため、西側にとっては"幻"の指揮者であった。この録音はETERNA未発売の音源で米国URANIA所蔵音源である。ライプツィヒ放送o.による大量の音源をこの放送局は財源確保のため米国URANIAに売却している。米国URANIA自体がこのような放送局に眠る音源のLP化で発足したレーベルであった。フルトヴェングラーの「英雄」も米国URANIA音源である。このオケと合唱団は1953年6月1日にも歌手を変えて第9をライブ放送録音している(LPはない)。また1943年7月7日にはスウェーデン・ストックホルムでもライブ録音がある(LPはない)。また1950年12月31日ベルリン、1951年2月1日にはモスクワでもライブを行っている。全部で10種あるとされるアーベントロートの第9だが、URANIA音源がLP化されたのは前記の通り1951年6月29日の放送録音でURANIA、徳間音工、ETERNA、仏Club Mondial du Disqueの4つのタイプがある。合唱指揮は後にその名が知られるヘルベルト・ケーゲルである。フルトヴェングラーの上をゆく爆演!
アーベントロートの在庫一覧へ