[PHILIPS] A.シャラン(hp) M.クーロー指揮パリ・アンティカ・ムジカo. / Hp協奏曲集/ペトリーニ, J.C.バッハ, アイヒナー
商品コード: 1284-049
商品詳細:殆ど入荷がないので存在すら知られていない、PHILIPSのハープ協奏曲集。ハープソロは最近人気のアニー・シャラン(1940-)。フランス・トゥールーズにルネ・シャランの娘として生まれる。父ルネ・シャラン(1910 – 1978)はフランスのクラシック音楽の作曲家で、作曲家アンリ・シャランの双子の兄弟である。1945 年~1975 年まで、彼はパテ マルコーニの芸術監督(アート・ディレクター)を務めた人物である。娘のアニー・シャランは9歳でパリ音楽院に入学してリリー・ラスキーヌに学び、15歳でプルミエ・プリを得て卒業。1956年からコンセール・コロンヌの首席ハープ奏者を務め、1958年からパリ・オペラ座の指揮者に就任した。1961年からロジェ・ブルダンとのデュオ活動や、ヴィオラ奏者のコレット・ルキアンを加えての三重奏など、室内楽の演奏を積極的に行った。COLUMBIAにも録音があり、その後Pathé、PHILIPS、ARIONとかなり録音があり、フランスではラスキーヌに続く大物ハープ奏者とみなされている。ハープの世界では巨匠である。これは当社では初入荷となるシャランの1960年代録音。3つのハープ協奏曲をマルセル・クーローの指揮で演奏。最初のフランツ(フランチェスコ)・ペトリーニ( 1744~1819)はドイツ生まれ。ベルリンの王立礼拝堂のハープ奏者を父に持ち、ハープのための変奏曲と変ホ長調協奏曲という作品でパリで有名になる。パリでは、マリー・アントワネットのハープの師匠ヒナーを含む多くの音楽家を指導した。マリー・テレーズ・ルイーズの後援により、彼は 1779 年~1780 年の間、毎月の定期購読で自分の作品を出版することができた。同じくランバル王に捧げられた第 2 版も 1783 年に出版された。彼の作品の多くは今日でもハープの標準的なレパートリーとなっている。2人目はヨハン・クリスティアン・バッハ( 1735- 1782)。J・S・バッハの末の息子で、イタリアでデビューした後、主にロンドンに住み、オペラ作曲家として、およびコンサートの開催によって名声を得た。「ロンドンのバッハ」とも言われる。3人目のエルンスト・アイヒナー(1740 -1777)はドイツ・アーロルゼンで生まれ。ツヴァイブリュッケン公クリスティアン4世に仕えた。1768年、彼はツヴァイブリュッケン宮廷オーケストラのコンサートマスターに就任。ファゴットの名手としてヨーロッパ中に広く知られる。音楽学者にとって、彼はマンハイム学派の代表者として知られている。このLPはペトリーニとアイヒナーの2曲が世界初録音としてクレジットされている。知らない曲とは言え、アニー・シャランのハープは魅力的であり、必ずや満足いただけるLPと信じる!
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