[PHILIPS] M.ジャンドロン(vc) J.フランセ(pf) / フランス・チェロ名曲集/ドビュッシー:Vcソナタ, フォーレ:Vcソナタ2番, フランセ, メシアン
商品コード: 1284-041
商品詳細:激レア!1964年~1966年にモーリス・ジャンドロン(チェロ)とジャン・フランセ(ピアノ)はPHILIPSにLP数枚分の録音を行っている。特にこの1枚はフランス作品だけを集めたLPでドビュッシーとフォーレのチェロ・ソナタを中心に録音。他、殆ど録音されることのないジャン・フランセのチェロ作品が5曲も収録されている。最後のメシアンの曲は弦楽四重奏曲「世の終わりのための四重奏曲」~抜粋された『イエスの永遠性への賛歌』という楽章をチェロとピアノ用に編曲したもので、このLP以外には無いと思われる。これは作曲家としてのJ.フランセが自作の披露とPfを務める貴重な録音。2人の共演は3枚程度存在する。 モーリス・ジャンドロン( 1920-1990)はフランス、ニースの貧しい家庭に生まれた。10歳の時にエマーヌエル・フォイアーマンのコンサートで聴いたフォイアーマンを尊敬するようになった。のちにフォイアーマンと会う機会は何度かあり、フォイアーマン自身から弟子になるよう言われたこともあったが、経済的な理由で叶わなかったらしい。17歳でパリ音楽院でジェラール・エッキャンに師事。パリでの修業時代に知り合ったジャン・フランセとは25年以上ともにリサイタルを行った。1945年ロンドンでデビューを果たす。その後メニューインの兄妹と25年以上にわたってトリオで活動したりした。プラドのカザルス音楽祭に参加してカザルスから直接教えを受けた。PHILIPSがジャンドロンに、ボッケリーニの変ロ長調の協奏曲とハイドンの『チェロ協奏曲第2番』をラムルー管弦楽団と録音するよう依頼した際、指揮者をカザルスとするよう伝えている。バッハの『無伴奏チェロ組曲』の録音は、1965年にACCディスク大賞を受賞した。'50年代に、やはりJ.フランセとデュクレテに入れたベートーヴェンは、超名演だった。しかしジャンドロンの録音の中心はPHILIPSである。これは長年連れ添ったジャン・フランセとのデュオで、彼の温かい音色が効果的で、フランセのサポートが絶妙!このLPでしか聴けないジャン・フランセ作曲の5曲が聴ける貴重な録音である。多くのジャンドロンのLPの中でも珠玉の1枚。ステレオは未だに入荷はない。モノラルも十分に落ち着いた良い音質。ジャン・フランセ(1912-1997)はフランスの新古典主義音楽の作曲家、ピアニスト、編曲家。没後の翌年から、フランス国内でフランセを讃えたジャン・フランセ国際音楽コンクールも開催されている。フランセは多産な作曲家であり、幅広い作曲様式によって200曲以上の作品を残した。
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