[PHILIPS] C.ベルナール(vn) A.ボーカン指揮ルーアン室内o. / バロックVn協奏曲集/ガヴィニエス:2, 5番, ルクレール:Op.7-1, 5
商品コード: 1284-036
商品詳細:クレール・マリー・アンヌ・ベルナール(Claire Marie Anne Bernard,)は1947年フランス・ルーアンの生まれ。幼い頃からヴァイオリンを学び、8歳の時にはブリュッセルでコンサートを開くほどの早熟ぶりを示した。ルーアン音楽院を経てパリ音楽院でヴァイオリンを専攻し、1959年にプルミエ・プリを取得。その後はヘンリク・シェリングの薫陶を受けた。1964年にブカレストで開かれたジョルジェ・エネスク国際ヴァイオリン・コンクールに出場して優勝した。J.マルツィにも引けをとらないその美形は、それだけでファンが多いが録音があまりに少なかった。この録音はデビューLP、835 744 LYのすぐ後に出た第2号LPと思われる。ルーアン室内o.とのジャケット写真でひときわ目を引く長身の女性がベルナールである。 今回世界初録音となるピエール・ガヴィ二エス(1728-1800)はフランス・バロック期のヴァイオリニストであり作曲家。これまで誰も録音しなかった殆ど無名の作品をLP第2号で録音するあたりが、ベルナールの自信の表れだろうか? 2曲とも長調の明るい曲で、初めて聴いても親近感が湧く曲である。B面のジャン・マリー・ルクレール(1697-1764)は、フランス・バロック期の作曲家で、録音されることは多い。ベルナールの清らかな音のソロには大きな魅力を感じる。ハチャトゥリアン/プロコフィエフVn協奏曲の少し尖った感じはなく、ベテランの雰囲気さえ漂うこのLP。録音自体が少ないベルナールのファンには重要な1枚だろう。
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