[Le Club Français Du Disque] H.シェルヘン指揮チェント・ソリ室内o.Gテシエ(vn) P.ラドゥイ, J.バロウ(va) R.コリディエ, J.ラミー(gamb) 他/ バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)B.1046~B1051
商品コード: 1284-010pc
商品詳細:Le Club Français Du Disqueのブランデンブルクはリステンパルトとシェルヘンの2種がある。34番という番号からみて、こちらが先。モノラルのみ発売で1954年のモノラル初期の録音。仏レーベルのシェルヘンは米WESTMINSTERのシェルヘンとはまるで別人のように、良い演奏を見せる。米録音では見せなかった軽快感や華やぎがある。1曲に1面を使い余裕のあるプレス。特に6番はヴィオラ・ダ・ガンバを使用と書いてあり、古めかしい雰囲気を残した名演。3枚入りバインダー・アルバム非常に希少!1959年2回目の録音をWESTMINSTERに行い、そちらがよく知られているが実はそれ以前のチェント・ソリ室内o.との当録音が最初だったことは案外知られていない。チェント・ソリ室内o.はパリ音楽院o.のメンバーを主要とするLe Club Français Du Disqueへの録音専用オーケストラでメンバーは固定していないが、ここではヴァイオリンにジョルジュ・テシエ、LP録音が少ないSP期の古い奏者である。非常にロマンチックな雰囲気の溢れる古典的な演奏で濃厚な味わいが魅力。音質は非常に良く、それぞれの楽器は音離れ良く、クリアーに聴こえる。遅めのテンポで悠久の時を刻むかのようである。これに比べればWESTMINSTERの録音はさっぱりした印象である。各器楽奏者はSP期からのメンバーも多く、全体のバランスより各自の名人芸も披露している。テシエのヴァイオリンは勿論だが、フルートのルシアン・ラヴァイヨットが実に古風な味わいを出している。これだけの豪華メンバーをシェルヘンがゆったりと束ねて、いい味を出しつつ3枚のLPに収録。これだけ溝に余裕があるとじっくりと格名人の技を聴くことが出来る。これだけ古い録音だと、存在自体がまだ知られていないだろう。古い録音にはそれなりの良さがあり、その良さが解かる方が当店のページを覗いておられるのだろう。シェルヘンの初回録音はWESTMINSTERとは全く異なるSPのような雰囲気の演奏だとお分かりいただけば結構。
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