[COLUMBIA] D.リパッティ(pf) / バッハ:パルティータ1番B.825, モーツァルト:Pfソナタ8番K.310

[ 1284-004 ] Bach / Mozart - Dinu Lipatti – Partita N° 1 En Si Bémol Majeur BWV 825 / Sonate N° 8 En La Mineur K. 310

通常価格:¥ 7,700 税込

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商品コード: 1284-004

作品名:バッハ:パルティータ1番B.825 | モーツァルト:Pfソナタ8番K.310
演奏者:D.リパッティ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FC 1023
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:10インチ, 25cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでの10"・2曲入りのオリジナル】---紺/銀音符内溝, 12時方向にLongue Durée 33 1/3 Microsillon, 3時に33 1/3 Tours minule, 9時にDisque incassable, 6時にMade in France, フラット重量, Rights Society:DP, Price Code:Ⓐ , (P)なし, スタンパー/マトリクス:ZX 15-21/ZX 14-21 (ストレート小文字スタンパー・仏COLUMBIA/Pathéタイプ), EMIグループCOLUMBIA系スイス録音モノラル製造を示すZX ***で始まりレコード番号を含まないフランス型フランス専用スタンパー使用, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M3-143728/M3-143727 , 再補助マトリクス:なし・パテキュラーはない, ストレートタイプ2種併存のPathéプレス, 1950年代のスタンパーを用いた1953年頃の製造分, 3時にDisque incassable付きの初期盤, フランスにこれより古いレーベル存在せず, フランス最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在せず(21/21が最古), ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, EMIグループCOLUMBIA系スイス音源の仏COLUMBIA製作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou, フランスでの10"・2曲入りのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでの10"・2曲入りのオリジナル】---折返表半ツヤペラ, 表記されたジャケット番号:33 FC 1023, Price Code:Artistique, 背文字:なし(初期の証拠), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marconi. Paris , 印刷:記載なし・フランス製, フランスでこれより古いタイプ存在せず, フランスでの10"・2曲入りのオリジナル, original in Fr.
トピックス:1950年7月9日スイス・ジュネーヴ・Radio Genève・Studio 2 でのモノラル録音, 録音技師:Anthony Griffith, プロデューサー:Walter Legge, 英国ではパルティータ1番+モーツァルト:Pfソナタ8番の2曲入りは1953年英COLUMBIAから10":33C 1021で初リリース, フランスでは1953年頃仏COLUMBIAから10":FC 1023(当装丁)にて初リリース→1954年頃同一番号・紺/銀音符内溝レーベル・Disque incassableなしフラット盤・同一デザインジャケット入り→1956年頃12"化され追加曲が入り仏COLUMBIA:FCX 494(紺/銀内溝レーベル・フラット盤・ツヤジャケット入り)にて初リリース→1959年頃同一番号・紺/銀音符段付レーベル・グルーヴガード厚手・棒付きボード粗目ジャケット入り→1966年頃同一番号・紺/銀音符段なしレーベル・グルーヴガード厚手盤・棒付ボード・細目紙薄手ジャケット入り→1971年頃VSM:2C 053-01963(カラー切手ニッパー・折返表コートペラジャケット入り)→1976年頃VSM:2 C 061-01963(赤EMIニッパー)---と変遷する, 英国ではバッハ小品の入った10"/12"は発売さていない, 米国では米Columbia:ML 4633, この2曲のフランス初出は当盤である, 盤質の良い10"を見つけることは簡単ではない, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★★

商品詳細:1950年7月スイス・ジュネーヴでのスタジオ録音。ディヌ・リパッティ(1917- 1950)はルーマニア・ブカレスト生まれ。ディヌの名付け親はジョルジェ・エネスク。ブカレスト国立音楽大学にてフロリカ・ムジチェスクに師事。1934年-1939年パリ在住。パリのエコールノルマル音楽院でアルフレッド・コルトーやポール・デュカスに教えを受ける。1939年~1943年にかけてローマ、ウィーン、ベルリン、ブラチスラバ、ソフィアでコンサートを行う。1943年に婚約者のマドレーヌ・カンタクジノ(Madeleine Cantacuzino)とストックホルムでのコンサートのためにルーマニアを離れる。以来、二度と母国に戻らなかった。1944年からスイスに住んだ。1950年9月16日にブザンソンで行われたコンサートを最後に、12月2日ジュネーヴ郊外でこの世を去った。33歳だった。死因は白血病といわれることが多いが、実際はホジキンリンパ腫である。この悲劇的な死を迎えた不世出のピアニストの情報はレコード会社にとってもニュースであり、彼の残した少ない録音をビジネスとして成立させるのに大きな作業は必要なかったといえるだろう。1950年代のLP初リリースから数年置きに必ず再版が繰り返され、CD期になってもそれは続いた。実態の伴わない名盤伝説は続かない。多くの消費者が実態を認め、感動を覚えたから今日まで語り継がれる録音となったのである。リパッティの死後70年を経過した今でもその音楽は陳腐化していない。それどころか更なる伝説と化してきているのが事実だろう。流行り音楽と異なり、クラシック音楽の水準の高い録音の寿命は長い。EMIの名物プロデューサーであり当録音を担当したウォルター・レッグは、リパッティの音楽性が「俗化されたヴィルティオーゾとは種類を異にし、寧ろ17世紀に用いられた「コニサー(玄人、目利き、通)」という呼び名こそ相応しい」と述べている。このバッハ/モーツァルト集は亡くなる年の1950年7月6日~10日頃のスイスでのスタジオ録音であり、既に病魔が進行中の亡くなる数か月前の録音である点を考慮しても、未来に残すべき人類の遺産でであることに疑問の余地はない。死期を悟った人間の心中が演奏に表れていることは誰の耳にも何かを感じさせるのである。完全なオリジナルを望まれる方に10"のFC 1023は不可欠な番号である。例え後に発売された12"とダブることになっても、時間を遡ることは何人にも出来ないからである。この2曲のみが1953年に先行発売された。重要な事実である。

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