[ASTRÉE] J.サヴァール(リラ・ヴィオール/バス・ヴィオール) / 「リラ・ヴィオールのためのレッスン」A.フェッラボスコ, コーキン, 作者不詳
商品コード: 1285-056
商品詳細:ジョルディ・サヴァールは1941年スペイン生まれのガンバ奏者。正しくはザヴァーリだが日本ではサヴァール又はサバール(WIKI)が通用している。サバールよりサヴァールがより近い為、当社ではサヴァールで統一することにした。ジョルディ・サヴァールはバルセロナ音楽院でチェロを学び、卒業後は独学でヴィオラ・ダ・ガンバおよび古楽を学ぶ。1968年よりバーゼル・スコラ・カントルムでアウグスト・ヴェンツィンガーに師事。研鑽を積み、1973年に師アウグスト・ヴェンツィンガーを継いで後進の指導にあたる。音楽界における傑出した人物として知られ、奏者およびディレクターとして過去40年以上にわたり調査、研究、そして解釈に力を注いでいる。既にクイケンやアーノンクールが古楽録音を始めており、キャリアが出遅れた。本人はこう語っている。「私は古楽を志してから最初のレコーディングをするまでに10年の歳月を費やしました。10年の間、毎日少なくとも8時間は練習した。それだけの時間を費やしてようやく古楽の「語法」が自然に感じられるようになったんです」。1970年代中期からASTRÉEの専属となり、多くの録音を残した。ここでは普段使うバス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の他にリラ・ヴィオールを使用して6作品を演奏し、リラ・ヴィオールのためのレッスンと称したLPに仕上げている。リラ・ヴィオールは17世紀のイギリスの楽器で、ヴィオラ・ダ・ガンバをやや小型にしたもので通常のヴィオラ・ダ・ガンバと似ているが、調弦法が60種近くも存在したというのはユニークな楽器である。このリラ・ヴィオールのために多くの作品が書かれていたようで、1601年から1692年にかけて、18の印刷譜が出版、50以上の手稿譜も現存している。見た目でも通常のヴィオラ・ダ・ガンバの半分程度の大きさなので高めの音である。曲により使い分ける。このLPではこのリラ・ヴィオールの音が楽しめる。全て伴奏なしのソロ演奏であるのでこれら古楽器の音がタップリ楽しめる。
サヴァールの在庫一覧へ