[ASTRÉE] J.サヴァール(バス・ヴィオール) T.コープマン(cemb) C.コワン(バス・ヴィオール) / アントワーヌ・フォルクレ:ヴィオールのための第1組曲, 第2組曲
商品コード: 1285-051b
商品詳細:---Wikipedia--- アントワーヌ・フォルクレ (1672-1745)はフランス盛期バロック音楽の作曲家。マラン・マレとともにフランス・ヴィオール界のヴィルトゥオーゾの双璧と呼ばれた。優雅で温かな美音を特色とするマラン・マレが「天使のようなマレ」と呼ばれたのに対して、フォルクレは表現衝動に富んだ鬼気迫る演奏から「悪魔のようなフォルクレ」と呼ばれた。このような評価は、フォルクレの気性の激しさをも暗示している。1689年にルイ14世の宮廷室内楽団員に選ばれ、ヴェルサイユ宮殿で演奏に携わる。1710年まで夫人のクラヴサン伴奏によって独演を続け、1730年にマント=ラ=ジョリに隠退し、その地で臨終を迎えた。フォルクレは自分の神秘的なイメージを好んで、自作を出版しなかった。また長男ジャン=バティストに対して(おそらく嫉妬から)冷たく酷い仕打ちをしたが、ジャン=バティストは父親の作品が世に埋もれることを惜しんで、父親の死後2年の1747年に、そのヴィオール曲集、及びそのクラヴサン独奏用の編曲版を出版した。---Wikipedia--- この組曲は2台のバス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)と1台のチェンバロによって演奏される、チェンバロソロで演奏されることもあるようだ。ガンバ属の中でもバス・ヴィオールは本当に低い音がよく出る楽器でヴァイオリン属のチェロとは異なる種類である。ヴィオラ・ダ・ガンバ属の為、音量が小さいが独特の音色を持ち、1970年代に入り古楽器復興機運から古楽器奏者たちにより録音が増えた。尚ヴィオールはフランス語、ヴィオラ・ダ・ガンバはイタリア語で同じものを指す。ドイツ語ではガンベ、英語ではヴァイオルとなる。日本ではヴィオラ・ダ・ガンバの呼称が定着している。ヴィオラ・ダ・ガンバにはパルドゥシュ、トレブル、アルト、テノール、バス、グレートバス、コントラバスがある。弦の数は6本が基本だがバスには7弦が多い。独奏楽器として重用されたバス以外ほとんど使われなくなり、単にヴィオラ・ダ・ガンバといえばバスを指すようになった。ジョルディ・サヴァール(1941-)はスペイン人のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。バーゼル・スコラ・カントルムでヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。1974年にオリジナル楽器を使用するエスペリオンXX(現エスペリオンXXI)を設立。1987年に声楽アンサンブルのラ・カペイラ・レイアルを、1989年にはコンセール・デ・ナシオンを設立。ルネサンスやバロックなどの作品を得意とするが、近年19世紀の音楽も演奏している。アラン・コルノー監督の「めぐり逢う朝」(1991)の音楽を担当し、サウンドトラックが高い評価を受けたことでも知られる。ASTRÉEレーベルの看板奏者として、これまでに録音されなかった多くのマイナー作品に光をあて世に出した功績は大きい。
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