[La Voix De Son Maître] K.フォルスター指揮ベルリンso. 聖ヘドヴィヒ聖堂cho. P.ローレンガー(s) C.ルートヴィヒ(ms) J.トラクセル(t) W.ベリー(bs) / ブルックナー:ミサ曲3番「グレイト」(原典版)
商品コード: 1285-031
商品詳細:ブルックナーは意外にも宗教曲の作品が多く、モテットだけで20曲、ミサ曲10曲、他に15曲以上ある。このミサ3番はナンバーの付いた3曲の最後で、1867-8年の作品。3曲中最も大掛かりな作品で「グレート」の副題が付くことも。1962年の録音、ASDのふっくらとした音で教会の雰囲気がよく出ている。ドイツ録音の宗教曲は英、仏で出ない事も多い中、この英ASDの存在は名録音の証拠となる。希望の光にあふれた荘厳なミサ曲。ブルックナーは敬虔なカトリック信徒であった為とされている。作曲家として世に出るまでは、オルガニストと教会音楽作曲家としてのキャリアが長かった。3つの大規模ミサ曲とテ・デウム、荘厳ミサ曲、レクイエム ニ短調などが知られる。後期ロマン派としては珍しい交響曲と同等のスケールを持つ作品群である。大規模な交響曲を9曲も書いた作曲家だけあって構成力はしっかりしている。楽想としてもブルックナーの場合、交響曲と宗教作品には密接な繋がりがある。ミサ3番は 1867-68年に書かれ、冒頭の合唱のすぐ後のヴァイオリン・ソロが挿入されるなど特異な点がみられるミサ曲であり、ブルックナーが残した宗教曲の最高傑作に数えられている。交響曲と同等に楽しめる大作である。カール・フォルスターは、ベルリンで聖ヘドヴィヒ教会合唱団を創設した宗教曲専門の合唱指揮者である。これまでEMI系の多くの宗教曲の対策を録音してきたベテラン指揮者。ブルックナーにおいてもスケール感と経験さをしっかり楽しめる録音となっている。
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