商品コード:1285-028[DECCA] ウィーン八重奏団・メンバー/ モーツァルト:ディヴェルティメント17番K.334, 1番K.136
商品コード: 1285-028
商品詳細:1961年ウィーンでの録音。ウィーン八重奏団のメンバーからこの曲の成立過程に合わせ、K.136は弦楽四重奏で演奏。K.334は指定通りそこに2台ホルン+コントラバスを含む五弦の7人というこれまでにないような最小人数で演奏している。K.334は全部で20数曲あるディヴェルティメントの中で最も有名な曲。この曲を名高いものにしているのが、第3楽章のメヌエットで「モーツァルトのメヌエット」と呼ばれ、ヴァイオリン独奏や、弦の重奏などで単独でもしばしば演奏される。1950年代までは室内オーケストラでもっと大きな編成で演奏されることが多かった。これを聴くとK.334は完全な室内楽であることが理解できる。ここでは2ホルン+弦楽5部が守られ、曲の細かなニュアンスが浮き彫りになっている。もともと最も優美なディヴェルティメントとして知られた曲だが、ここでは極めて優美に洗練されたモーツァルトのパリ様式の内面化を示す要素が書籍などの解説通りに聴き取れる。アインシュタインはこう述べている「室内楽的なものとコンチェルタントなものとの混合がここでは完成の域にまで成功している」。ヘッツェルはこう述べている「曲の真ん中あたりから作曲者は娯楽音楽ということを忘れているようだ。教会音楽のような崇高さがあり、ヨーロッパの人が持っている『死の踊り』という考えを思い出させる」。これらを言葉通りに感じられる稀有な演奏である。
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