[RCA] H.v.カラヤン指揮ウィーンpo. / モーツァルト:交響曲40番K.550, ハイドン:交響曲104番「ロンドン」
商品コード: 1285-022n
商品詳細:1960年前後、英国 DECCA社では、1959年にEMIと契約の切れたカラヤンと契約。1965年までカルショウが後世に伝えるに相応しいカラヤン指揮ウィーン・フィルの名盤をこの6年間で製作する事になる。カラヤンにはDECCAと並行して、いくつかのRCA録音があるがどれもカルショウチームによる録音で、曲ごとにDECCA発売とRCA発売分に政治的に分けたようである。カラヤンを遂に手中に収めたDECCAはカルショウをウィーンに送りカラヤンと綿密な打ち合わせの後、約10曲を録音。米RCA分はSORIAシリーズとしてRCA発売とした。しかしオケは殆どウィーンpo.で、米録音ではない。録音はジョン・カルショウが率いるDECCAチームで、契約の関係でRCAヘ提供した音源の一つである。DECCA発売の一種と考えて大きな問題は無い(音色に若干の差はある)。これらはカラヤン/ウィーンpo.の良き時代を聴ける重要な時期の録音であり、その多くがカラヤンの最も良い内容と一致する。欧州プレスならば音質的にも納得できる。ウィーンpo.の奏でる本場のウィーン作品が楽しめる貴重な録音!米国ではLM/LSCシリーズではなくSoria Seriesとして LD/LDS***という番号で発売された。Soria Seriesは、RCA ビクターの「レッド シール」カタログに含まれるアメリカの超プレミアム クラシック アルバム コレクションで、1958 年にドール・J・ソリアと彼女の夫でイタリア人起業家のダリオ・ペッレグリーノ・ソリア (1912—1980) によって共同設立された。RCAビクターに入社する前、ソリア夫妻はレコード業界で輝かしいキャリアを積んでいた。 1953 年から 1958 年まで、彼らは EMI の米国レーベル Angel Records を共同設立、監督し、批評家から高く評価された約 500 枚のアルバムをプロデュースした。SORIAシリーズは交響曲とオペラの組物に限定され、特にRCAがプッシュしたかった録音を高音質でシリーズ化したものである。高級感を伴ったブランド化戦略である。ドイツ発売分は LD/LDS***という番号は使わず、従来のLM/LSC***で発売された。1960年代前期からカラヤンはDGGで録音を始めるので、カラヤンの録音歴の中でも特殊な時期である。カラヤン--DECCA--ウィーンpo.という数年間だけにみられる録音群は今から見ると大変貴重な時期であった。
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