[La Voix De Son Maître] A.ディアス(gt) / バッハ:Gt編曲集/シャコンヌB.1004, フーガB.1001, ブーレB.996, ガヴォットB.1012, 無伴奏Vc組曲3番B.1009
商品コード: 1285-013b
商品詳細:バッハだけのプログラム。Gt奏者、アリリオ・ディアスは1923年ベネズエラ生まれ。1950年に地元のラジオ局で開かれた初のリサイタルは、バッハ没後200周年記念行事だった。特にバッハを得手とし、スペインでラ・マーサ(アランフェス協の初演者)に師事。3年後には、セゴビアの助手として活動。ロドリーゴはディアスに、新曲を与えている。アップテンポで軽快に飛ばすバッハには、かなりの技巧が必要。それでいて時折、歌う所があり個性的。感銘を受けるシャコンヌ!1968年頃の英国録音でHMV~HQS1145で出た。ディアスはセゴビアとラ・マーサに学び、その両者から素晴らしい技術と美的感覚を継承している。特にセゴビアが編曲した曲を好んで取り上げた。ディアスはヨーロッパ最初の留学先をマドリードと決め、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサの門下生となる。そこで同時期だったのがホセ・ルイス・ゴンサレス。ギターを演奏する人にとってはセゴビアは神のような存在であり、実際に交流はできない人物だが、その弟子であるディアスは、2016年7月にローマで亡くなる手前まで活動していて、日本人でも実際に手ほどきを受けたことがあるギター奏者はいると思われる。ここではセゴビアのスタイルを受け継いだとされるバッハだけの録音で1枚のLPとしている。ギター好きにもバッハ好きにも価値ある1枚と信じる。
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