[SUPRAPHON] A.ナヴァラ(vc) K.アンチェル指揮チェコpo. / プロコフィエフ:Vc協奏曲2番Op.125, レスピーギ:アダージョと変奏
商品コード: 1287-053t
商品詳細:フランス人チェリスト、アンドレ・ナヴァラ(1911-1988)は1926年にパリ音楽院に進学し、15歳で首席となる。1945年より独奏者としての活動に没頭し、ロンドン、デン・ハーグ、ジュネーヴ、ローマ、ベルリンに巡演する。1950年代後期からチェコのSUPRAPHONにも録音を残した。ブラームスの二重協奏曲(+J.スーク)、シューマン:Vc協奏曲、ラロ:Vc協奏曲、ベートーヴェン:Vcソナタ、プロコフィエフ:Vcソナタ、ブラームス:Vcソナタ、イベール:Vcと木管の協奏曲、Vn,Vcのデュオ集/オネゲル,マルティヌー,コダーイ、ボッケリーニ:Vcソナタ3番など数えただけでもかなりの分量になる。中でもこのVc協奏曲2番はSUPRAPHONに一度録音しただけの珍しい作品。B面のレスピーギ:アダージョと変奏もチェロ作品である。ナヴァラの協奏曲の殆どはアンチェルとの共演。チェコにはJ.フッフロ、M.サードロ、S.ヴェチュトモフ、B.ヘランなどのチェロ奏者は居たが国際的名声は乏しく、又A.ナヴァラのような低く太く粘りの強い音を出す奏者はいない。ナヴァラでこそ様になる曲は確かに存在する。この曲などはその一つだろう。スケール感と強い説得力なしには演奏も鑑賞も難しい作品。現在この曲は「チェロと管弦楽のための交響的協奏曲」とされ、管弦楽が交響的要素を強めている点も題名に反映された。これが「チェロ協奏曲第1番」Op.58を改作したものであることから近年では「チェロ協奏曲第2番」とされていない。改作にも協力したM.ロストロポーヴィチに献呈された。チェロ作品では難曲と言える。
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