[His Master's Voice] T.ビーチャム指揮ロイヤルpo. ビーチャム合唱協会I.ホルヴェーグ(s) D.ヴァグラム(合唱指揮) / グリーグ:劇付随音楽「ペール・ギュント」~抜粋10曲
商品コード: 1287-049hu
商品詳細:グリーグのペール・ギュントは、誰もが知る名曲、劇の付随音楽としての完全版、編曲された「組曲」2曲、「3つの歌」がある。通常演奏されるのは組曲であるが、ビーチャムは劇付随音楽完全版から10曲を選曲して演奏している。○○生命のTVのCM等でお馴染みの有名なテーマは、A面4曲目の「朝」。英国一流のオケをオーディオファイルで聴くと、スケールも情感も、何もかもが上質である。I.ホルヴェーク(s)のソルヴェイグの歌も幻想的な雰囲気を残しつつ、爽やかな後味。これまでこの録音を組曲としてきたがビ―チャム自身がLP一枚に収まるように10曲を劇付随音楽として選んだ抜粋盤である。組曲は決まった曲数を順番に演奏しなければ組曲とは言えないからである。1956/7年の録音でこの録音以降、指揮者はLP一枚に収める苦労をしてきたようだ。ビーチャムがこのようなある意味勝手な選曲でLPを出したことで他の指揮者も似たようなことを行うようになった。因みに第1組曲は4曲--前奏曲『朝の気分』 第4幕の前奏曲(No.13)--『オーセの死』 第3幕前奏曲・第3幕第4場(No.12)--『アニトラの踊り』 第4幕第6場(No.16)--『山の魔王の宮殿にて』 第2幕第6場の開始(No.8)。第2組曲は 前奏曲『花嫁の略奪とイングリッドの嘆き』 第2幕の前奏曲(No.4)--『アラビアの踊り』 第4幕第6場(No.15)-- 前奏曲『ペールギュントの帰郷』 第5幕の前奏曲(No.21)--『ソルヴェイグの歌』 第5幕第5場(No.23)となっている。ビーチャムの録音は全曲盤でもなければ組曲盤でもない抜粋盤である。近年ではこれをペール・ギュント組曲(ビーチャム版)と称している。しかしこの勝手な選曲と順番が妙にしっくりとくるようで今ではペール・ギュントといえばこのような抜粋盤が普通になっている。これはそんな先駆者的な録音で、録音も良くスタンダードとして申し分のない録音。初のステレオ録音でもあった。
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