[Ducretet Thomson] A.フェルバー(pf) / ドビュッシー:前奏曲集(全曲)

[ 1287-003 ] Debussy / Albert Ferber – Préludes

通常価格:¥ 22,000 税込

¥ 22,000 税込      



商品コード: 1287-003

作品名:ドビュッシー:前奏曲集(全曲)/前奏曲集 第1巻(全12曲) | 前奏曲集 第2巻(全12曲)
演奏者:A.フェルバー(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:Ducretet Thomson
レコード番号:LA 1066-7
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:10インチ, 25cm×2, アルバム2枚組, 2 single erecords
評価/レコード:7/6
評価/ジャケット:A
キズ情報:第1面5時冒頭に小~小中34+極小10回出るスレ, 7時に極小3+7回出る面スレ, 4時に中12回, 3時に小中7回出る針飛ばしキズあり(針飛びはしない), 2枚目は程問題ない
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---石像金輪深中溝, La Voix de Monde, 9時にSérie Artistique, 3時にMade in France Microsillon incassable Longue Durée 33T. 1/3, フラット重量, (P)なし, Rights Society:BIEM, Price Code:Serie Artistique, スタンパー/マトリクス:LD-1152-LM2-/LD-1151-LM2-・LD-1149-LM4-S/LD-1150-LM5-S- (手書き文字マトリクス・Ducretet Thomsonタイプ), Ducretet Thomsonモノラル製造を示すLD***で始まりレコード番号を含まないフランス専用マトリクス使用, 補助マトリクス:なし, 再補助マトリクス:なし, Pathéプレスではない, 1950年代のスタンパーによる1955年頃製造分, フランスに旧番号存在せず, 石像金輪深中溝レーベルの最初期分, Selmer付きレーベル存在せず, フランスにこれより古いレーベル存在せず, フランスでの最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクスは存在するか不明, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, Ducretet Thomson音源によるDucretet Thomson制作プレス不明, 工場:不明., オリジナル, original
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---ロングアルバム背茶疑似皮貼, 表記されたジャケット番号:LA 1066-7, Price Code:なし, 背文字:あり(金色型押・茶疑似皮背景), ジャケ裏年号:9-53-2725, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在する番号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:Compagnie Française Thomson-Houston, 印刷:Imprimerie Mazarine-Paris, フランスでこれより古いタイプ存在せず, フランスでのオリジナル, original
トピックス:【入荷2度目の超希少盤】---1953年6月パリでのモノラル録音, 録音詳細不明, フランスでは1955年頃Ducretet Thomson:LA 1066-7(当装丁)にて初リリース, 当社入荷2度目の超希少盤, 再版はないと思われる, フェルバーは1953-6年の間にDucretet Thomsonにドビュッシーのピアノ作品全集を録音した・殆どが8"と10"発売, 超が付く希少盤!再版はなくプレスはオリジナルは又はそれに近いものだけと思われる, 今回1枚目に難があるが安価ではないスーパーLP!

商品詳細:アルベルト・フェルバー(1911- 1987)はピアノ好きの方ならご存じだろう。スイス・ルツェルン生まれ。ルツェルンはドイツ語圏なのでアルベール・フェルベールではなく本来はアルベルト・フェルバーとなるが、フランスにいた間はDucretet Thomsonで活躍したので当然とアルベール・フェルベールと名乗っていたと思われる。彼は1960年代の英国に移住しSAGAなどの英国レーベルに録音を行っており、当然アルーベルツ・フェーバーになったはずである。移住の度に呼び方が変わる欧米は厄介である。アルベルト・フェルバー、アルベール・フェルベール、アルーベルツ・フェーバーどれもその時々で正しいが統一が重要なので当社では出生国の呼び方であるアルベルト・フェルバーで統一する。フェルバーはスイスでK.ライマーに学び、ザールでヴァルター・ギーゼキングに師事した。フランスでマルグリット・ロンの薫陶を受けた。セルゲイ・ラフマニノフのスイス滞在時に、ラフマニノフから助言をもらっている。1939年にはロンドンに渡り、ジェームズ・チンのピアノ学校で助手をしながら演奏活動を行うようになった。映画音楽方面でも仕事をし、アルバート・バル=スミス監督の"The Hangman Waits"や"Death in the Hand"等では音楽を担当し、ブライアン・デズモンド・ハースト監督の"The Mark of Cain"ではピアニスト役として出演した。1940年代には盛んに英国の指揮者やオケと共演。SP録音もある。LPでは1951年頃英DECCAの10"(LM 4544・シューマン:子供の情景Op.15/メンデルスゾーン:無言歌(6曲))に初めての録音を行った。その後Ducretet Thomsonに移籍し、ドビュッシー全集等の録音を残す。1957年頃までDucretet Thomsonに録音があった。1959年頃英SAGAに移籍。どうやら英国に移住したらしい。今となってはどれもお宝級のLPとなっている。前奏曲全集はシリーズ最初の1953年6月にパリでモノラル録音されて、LA ***で始まる初期番号で10"×2枚入りのアルバムで発売された。再版がないようで知る人ぞ知る録音。これまで聴いたどのドビュッシーより力の抜けた自然体であるとともに明瞭である。それでいてピアノの音には程よい倍音があり、一音で聴く人を魅了する力も持ったピアニスト。雰囲気で聴かせるタイプではなく、強烈なアタック音使い、ダイナミックで生命感溢れるスーパーピアニズムの持ち主。ティッサン・ヴァランタンのフォーレのようにドビュッシーでは他を寄せ付けない圧倒的な演奏をするも忘れられたピアニストである。古いプレスなのでこれまで盤質7以上の物は一度も入荷がなく、多少のノイズを受け入れて聴いていただくしかない。しかしキズの苦痛を忘れる程の幸福感を与えれくれる演奏であると断言できる。なおネットなどではアルベール・フェルベールとされることが多いので注意!

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