[VALOIS] J.C.リシャール(cemb, pf) C.ラヴィエ指揮ヴァロワ器楽Ens. / ファリャ:Cemb協奏曲, デュカスの墓碑銘のための賛歌, ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌 他
商品コード: 1288-064
商品詳細:ファリャの「スペインの庭の夜」を除けば唯一協奏曲であるチェンバロ協奏曲(1926年ランドフスカの委嘱で作曲・献呈)と、5曲のピアノソロを収録した珍しい一枚。チェンバロという古風な楽器と、スペイン風の組み合わせが異色で、なかなか面白い作品。現代曲ではあるが、決して難解ではない。ランドフスカをソリストに想定して作っただけあり、技巧的にも見せどころがあり、映画のバックに流せば様になりそうな雰囲気。B面のピアノソロは、打って変わってイベリア情緒たっぷりで、心から親しめる内容!'63年のプレスらしい!1962年と1963年にコペンハーゲンとパリでの録音(詳細は不明)。録音技師:Peter Willemoës,プロデューサー:Michel BernsteinのいつものコンビでVALOISでは珍しい選曲だが安定した音質でこれまでの1960年代録音と変わらない。ピアノとチェンバロの両方を担当した、ジャン・シャルル・リシャール(1922-2012)は イル・ド・フランスのヴァンセンヌの生まれ。VALOISが全5枚でリリースしたドビュッシーPf作品集の4手作品でノエル・リーと共演している。またリシャールはVALOISでラヴェルとフランクのピアノ作品集の録音を担当した。他に室内楽録音がある。A面の半分がCemb協奏曲でA面の後半とB面全部がピアノ・ソロになる。チェンバロはノイペルト製、ピアノは使用ピアノ:Hornung & Moller。Cemb協奏曲にバックは通常のオケではなく、ヴァロワ器楽アンサンブルという小編成のアンサンブル。チェンバロ協奏曲の正式な名称は「チェンバロ(またはピアノ)、フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲」であり、編成は題名通り独奏楽器を含む6つの楽器からなる。モーリス・ラヴェルは第2楽章を高く評価した。ここにはVALOISレーベル所属のそうそうたるメンバーの器楽奏者で固めている。Cemb協奏曲も良いがなんといってもピアノソロ曲が素晴らしい出来となっている。Cemb協奏曲に興味がわかない方でも全体の3/4あるソロ演奏でおおきな満足をられると思う。
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