[MELODIYA] G.ロジェストヴェンスキー指揮パリso. / ロシア音楽の饗宴/ボロディン, リムスキー・コルサコフ, ムソルグスキー:
商品コード: 1288-050n
商品詳細:ロジェストヴェンスキーが40歳の時にパリ管弦楽団と録音した「ロシア音楽の饗宴」と称したLPが発売された。録音は1972年1月。1967年に新生発足したパリ管弦楽団も落ち着いた時期であり、設立されてまだ5年、ちょうどカラヤンからショルティに代わる時期に当たる。オケにも余裕が生まれ海外の指揮者による客演を盛んに初めた時期である。ロジェストヴェンスキーがフランスのオケを振って本物のロシア音楽とはこうだ、といわんばかりにまざまざと見せつけた演奏となった。冒頭の「ダッタン人の踊り」からして西側とは異なる雰囲気に、聴衆は魅了されたに違いない。ロシア以外のオケでロシア音楽を演奏したのはロジェストヴェンスキーにとって初めての経験だったことだろう。当局はロジェストヴェンスキーの亡命を恐れ、ソビエト国立文化省交響楽団(1991-92/音楽監督)を専用オケとして与えた程である。このパリ公演でも当局は監視を強化していたのだろう。40歳のロジェストヴェンスキーはこのパリの新しいオケを完全に支配下に収め、更にはロシア的な音色まで表現させるに達している。パリ管弦楽団ではこれまでに前例のない演奏となったはずである。録音もパテ社の名エンジニア:Paul Vavasseuが担当して非常に良い。お馴染みの爆演に近い演奏が楽しめる。
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