[Le Club Français Du Disque] J.ドワイヤン(pf) / フランス近代Pf曲集/ダンディ, ヴィエルヌ, ピエルネ, アーン, デュカス, 他全6曲
商品コード: 1288-046
商品詳細:ジャン・ドワイヤン(1907- 1982)はパリの生まれのピアニスト。WESTMINSTERなどで活躍したジネット・ドワイヤン( 1921- 2002)の兄である。日本では先に妹のジネット・ドワイヤンが有名になってしまった為、いまだにジネット・ドワイヤンの兄のジャン・ドワイヤンという解説が必要らしい。ジャンは9歳でパリ音楽院に入学し、エミール・シュヴァルツにソルフェージュ、ソフィー・シェネにピアノを学ぶ。1919年にルイ・ディエメのクラスに登録するも、同年12月にディエメが死去したため、1920年より彼のクラスを引き継いだマルグリット・ロンに師事。1925年からコンセール・コロンヌでソリストとして活動を始めたが、その後もジョルジュ・コサードに対位法を学び、ポール・ヴィダルやアンリ・ビュッセルに作曲法を学ぶなどの研鑽を続け、1937年にはパリ音楽院からフォーレ賞を贈られた。1941年から師のロンの後任としてパリ音楽院の教授に就任し、1977年まで在任した。フランスでは勿論、重鎮の一人として名高いピアニストである。SP期から録音があり、LPではPHILIPS、ERATOなどに多くの録音を残した。Le Club Français Du Disqueには他にラヴェルのピアノ作品全集(3枚組ロング・アルバム)を残している。ERATOではステレオでフォーレ・ピアノ作品全集(5枚組箱入り)が有名。フランス作品を得意とし、このフランス近代Pf曲集などはジャン・ドワイヤンが最も得意とするジャンルだろう。ラヴェル、ドビュッシー以外にも楽しめるフランスピアノ作品は多く、フランス人の古いピアニストの演奏なら間違いないだろう。ヴィエルヌ、 ピエルネなどは初めて聴いても面白く、ポール・デュカスとは別人のジャン・ロジェ=デュカス( 1873- 1954)の作品も入る。Le Club Français Du Disqueのオリジナル録音なら信頼も於けるだろう。フレンチ・ピアノの全体を鳥瞰したような無駄のない1枚となっている。
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