[EDICI] P.オークレール(pf) / バッハ:平均律クラヴィア全集(B.846~B.893)
商品コード: 1288-007
商品詳細:ピエール・オークレール(1905-1975)はアルジェリアのニジェール生まれのフランス人ピアニスト。1927~35年迄、パリ音楽院のノエル・ギャロンに師事。その後、J.イトゥルビとY.ナットに学ぶ。'47~'50年まで、ドイツ・ザールブリュッケンでギーゼキングにも学び、バッハを修得。仏マイナー・レーベルとしては異例のバッハ平均律全曲録音をEDICI: ED 003101-4のバラ4枚に録音。バラで発売された為、4枚揃えるのは至難の技。気長にやるしかない。4枚全てが揃うと、かなり高額なセットになる。今となっては忘れ去られたピアニストだが、その芸術性はあまりに素晴らしい!全曲をバラで集める予定のない方には、1960年代にLes Selections Sonores Bordas(SSB)という超マイナーレーベルから1枚だけ出ているがそれは先行の別録音の可能性が高い。それは1965年ころ発売されており、このセットの1968年9月録音と矛盾するからである。当セットのVol.1であるED 003101とSSB 52は全く曲目が一致するが、EDICIと同一音源ではないと思われる。年代的に考えて別録音とするのが合理的であることと、解釈は近いがピアノの音色が異なることから使用ピアノが異なる別録音と判断した。SSB 52の1枚が基となって新たに全曲録音へ発展したのではないかと思われる。フランス人が自慢する最もフランス的な平均律クラヴィア曲集である。やや早めのテンポで演奏され、優しく微笑んだような明るい音色はドイツ系のそれとは明らかに異なる。純フレンチスタイルで第一級の内容で似たような演奏は他にない。尚、ヴァイオリン奏者のミシェル・オークレールは血縁のない他人なので御注意を。
オークレールの在庫一覧へ