[MELODIYA] E.キーシン(pf) D.キタエンコ指揮ソビエト国立so. / ショパン:Pf協奏曲1番Op.11, 2番Op.21, マズルカ40番Op.63-2, 49番Op.68-4, ワルツ14番Op.Posth.
商品コード: 1289-028n
商品詳細:エフゲニー・キーシン(1971-)はモスクワでユダヤ系の家系に生まれる。旧ソ連生まれだが、2002年に英国籍、2013年にイスラエル国籍も取得している多重国籍者である。わずか2歳でピアノを学び始める。のちグネーシン音楽学校に進んで、アンナ・パヴロフナ=カントルに今日まで師事する。10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番(K.466)を弾いてデビュー、11歳で初リサイタルを開くなど、幼い頃から神童ぶりを発揮する。12歳の時、ドミトリー・キタエンコの指揮するモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団で弾いたショパンのピアノ協奏曲が発売され、世界中の注目を浴びることとなる。以来、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、アバド、カラヤン、小澤など多くの著名オーケストラ、指揮者と共演。名教師に師事することもなく、コンクール入賞歴こそほとんどないが、国際的ピアニストとして世界各地で演奏、更に録音活動を積極的に続けている。1986年、初来日し全国ツアーを行う。2003年再来日。いずれも好評である。1990年9月30日にカーネギー・ホールにおいて、アメリカ・デビューを果たす。当日の演奏は絶賛され、CD化されて、世界的名声をいっそう確かなものとした。当時TVなどでも放映され、小学生の子供が堂々とオーケストラと協奏曲を共演している姿に驚いた方は多いだろう。これらショパンは1984年3月にまとめて録音され、デビュー録音ではなかったが、12歳の子供の演奏のライブ映像も世界に配信され大いに世界を湧かせた。ショパン:Pf協奏曲1番のみの単売も存在するが、同じ日の録音なので2枚組が良いだろう。この録音でキーシンの育ての親というべきアンナ・パヴロフナ=カントル(1923-2021)に注目が集まり、グネーシン音楽学校における強烈な英才教育が明るみに出た。それが是であるか論争にはなったが、何故旧ソ連にだけ、若くして天才的なピアニストが多数出現するのか理由が明らかになったのである。実際演奏を聴いてみると12歳とは信じがたい表現力とパワーがあり、一流のピアニストと全く同格、いやそれ以上の実力の持ち主であると理解できる。天才的超人の出現を音で確認できる!
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