商品コード:1289-025n[MELODIYA] K.ランダル(pf) E.セローフ指揮レニングラード室内o. / モーツァルト:Pf協奏曲25番K.503
商品コード: 1289-025n
商品詳細:カレ・ランダル(1956年-)はエストニア・タリン出身のピアニスト。彼の師はエストニアで戦前からSP録音も出すブルーノ・ルーク(1909-91)。第3回ショパン・コンクールにエストニア代表として出場している(入賞せず)。従って、ランダルはロシアのピアニストでありながら四大スクール出身ではない。つまり四大スクール以外にも周辺の系譜が存在するということが理解されよう。佐藤氏曰く、「ランダルはグリンベルク、ヴィルサレーゼよりもモーツァルト弾きである」と断言している。ランダルのスタイルは基本、古典的である。しかし1950-60年代の様式にスパイスをかけたような斬新さも感じる。速度は遅く全体的には伝統を踏襲している。しかし細部には様々なマジックが仕掛けられいる。そうでなければ同じことを1980年代に繰り返しても意味がない。またロシア人的な何かが黙っていないのだろう。基本古典なので誰でも安心して聴いていられる。どこにどれだけ隠し玉を隠しているかを探しながら聴くのが実に楽しい。これぞロシアのピアニストといって過言ではない。それに引き換え西側の若手ピアニストたちは悲惨な状況にある。何をやっても裏目に出るだけでコンクールで良い成績を残しても感銘がない。更にレコード会社の音は薄口醤油を更に水で割っている有様。面白くなければもはや芸術家の称号は錆びたバッチ程度の価値しかない。ランダルは11点のLPを残している。内4点がモーツァルトである正にモーツァルト弾きといえる!Pf協奏曲25番1曲を両面に入れる贅沢な仕様。それはテンポが遅いことも関連している。モーツァルト:Pf協奏曲で変わっていて、然も良い演奏をお求めの方にピッタリのLPである!
ランダルの在庫一覧へ