[ERATO] E.パスキエ(vc)L.ブーレイ(cemb)---B.1028/C.ラルデ(fl)P.ドゥカン(vn)P.デジェンヌ(vc)---B.1038/B.1026(Flが抜ける) / バッハ:Vcソナタ2番B.1028, トリオ・ソナタB.1038, フーガB.1026
商品コード: 1289-004
商品詳細:ERATOではバッハのチェロ・ソナタを周辺曲と合わせて10"×2枚で発売した。チェロはパスキエ・トリオのチェロ奏者であるエティエンヌ・パスキエが担当。Vol.1がEFM 42013で発売され、そこにVcソナタ1番/3番が入る。このVol.2にはVcソナタ2番とトリオ・ソナタB.1038と、ほとんど演奏されることのない単独曲:フーガ・ト短調B.1026が収録。このVcソナタ以外の2曲にヴァイオリンのピエール・ドゥカンとフルートのクリスチャン・ラルデが参加。大物が3人揃う凄い10"となっている。A面E.パスキエ(vc)の雄大で朗々と響く流れるようなチェロと、B面ドゥカン(vn)の渋く繊細なVnのコントラスト。ラルデの透徹とした澄んだ音色。どこをとっても、二度と再現不可能な悠久のバッハを再現している。10"×2でチェロ・ソナタ全3曲が完結する。近年2枚揃うことはなくなった。バラで1枚ずつ揃えていただくしかない。エティエンヌ・パスキエのチェロは穏やかでゆったりと柔らかい音色でケーテンの空気を感じさせてくれる。尚、最後の曲フーガ ト短調はVnとチェンバロの為の単独楽章の曲で殆ど演奏されることがない小品である。Vnソナタ集などに収められるヴァイオリンと通奏低音のためのソナタはB.1021-1024の4曲であり、それらは4楽章形式のソナタである。そこから漏れるVn作品は3曲あり、一つはヴァイオリンソナタ ト短調B.1020。これはフルート・ソナタとして演奏されるのが通例である。2番目はヴァイオリンとチェンバロのための組曲イ長調B.1025、この録音は非常に少ない。最後がヴァイオリンとチェンバロ(通奏低音)のためのフーガ ト短調B.1026である。このB.1026は5分程度の長さで1963年以前に録音されたLPは見たことがない。入荷したLPでは2つあり、どちらも1980年代録音で、Archiv Produktion:2742 007(ケルン・ムジカ・アンティカ)・9枚組の箱とELECTROLA:2702411(ロンドン・バロック)の2点である。いかに希少な録音であるかお分かりいただけたかと思われる。ヴァイオリンは勿論ピエール・ドゥカンが担当、通奏低音はチェロとチェンバロで行い、チェロはエティエンヌ・パスキエではなく、ピエール・デジェンヌがチェンバロはチェロ・ソナタ2番と同じくローレンス・ブーレイが担当。
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