[DECCA] A.アルヘンタ指揮パリ音楽院o. / ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14

[ 1290-055 ] Berlioz, Ataulfo Argenta, Symphonie Fantastique

通常価格:¥ 7,700 税込

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商品コード: 1290-055

作品名:ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14/第1楽章「夢、情熱」(Rêveries, Passions)--第2楽章「舞踏会」 (Un bal)--第3楽章「野の風景」 (Scène aux champs)の前半-- | --第3楽章「野の風景」 (Scène aux champs)の後半--第4楽章「断頭台への行進」 (Marche au supplice)--第5楽章「魔女の夜宴の夢」 (Songe d'une nuit du Sabbat)
演奏者:A.アルヘンタ指揮パリ音楽院o.
プレス国:フランス, France
レーベル:DECCA
レコード番号:SXL 2009
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ・第2版?】---黒/銀大デッカ外溝, 12時にOriginal Recording by The Decca Record Co. LTD. London, 6時にMade in France, Price Code:Ⓐ, グルーヴガード厚, Rights Society:DP, TAX Code:なし, スタンパー/マトリクス:CA ZAL-3805-3E/CB ZAL-3806-3E (ラウンド小文字スタンパー・仏DECCAタイプ), DECCA規格ステレオ製造を示すCA ZAL/CB ZAL***で始まりレコード番号を含まない英国型のフランス専用マトリクス使用, 補助マトリクス(3時):フランス盤にはなし, 再補助マトリクス(9時):11 C/91, カッティング担当:マトリクスのイニシャルEはStanley Goodall(スタンリー・グッドール)を示す, 1950年代のスタンパーを使った1960年頃製造分, フランスでは黄/銀大デッカ外溝タイプが存在する(1959年頃分), フラット重量存在すると思われる, フランス最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在するか不明, モノラル存在する, RIAAカーヴである, カッティング担当の前任者:なし, 英DECCA音源の仏DECCA製作プレス, 工場:Studios De La Société Française du Son, フランスでのステレオ・第2版, 2nd issue for stereoin fr.
ジャケット:【フランスでのステレオ・第2版?】---折返両面コートペラ, 2時に黒ベース□小三角DECCA・ロゴ付(DECCA STEREOPHONIC), 表記されたジャケット番号:SXL 2009, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:6-60, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号: B & M 58.8(当ジャケットではない), 製作:The Decca Record Company Limited. London, 印刷:Dehon & Cie Imp. Paris., フランス発売分は英国製B.B.B.(ブルーバックボーダー)入りが存在する, フランスでこれより古いタイプ存在する, フランスでのステレオ・第2版?, 2nd issue for stereoin fr.
トピックス:1957年11月11-13日パリ・共済組合会館ホール( Salle de la Mutualité, Paris)でのモノラル/ステレオ録音, DECCAチームによるパリ録音で録音技師:Ken Cress, プロデューサー:John Culshaw, 編集/カッティングマスター:Stanley Goodall, 1958年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年DECCA:LXT 5423/SXL 2009(ED1レーベル・B.B.B.ホタテ貝ジャッケット入り裏年号58.8)にて初リリース, フランスでは1959年頃仏DECCA:LXT 5423/SXL 2009(黄/銀大デッカ外溝レーベル・フラット重量盤, 英国製B.B.Bジャケット入り)にて初リリースと思われる, これはフランスでの1960年頃製造の黒/銀大デッカ外溝レーベルの第2版盤が1960年6月製造の・フランスジャケットに入るケースでフランスでのステレオ第2版と思われる, 英国ステレオED1は超高額盤(5万円以上する), フランス盤もステレオ・オーディオファイルプレス, 英国盤より格安!演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:ED1の英初出は高額で知られる。アルヘンタのDECCA時代の傑作の一つ。SXL 2000番台の傑作でもある。音も初期2000盤台にありがちなデモ的な音響ではなく、あくまで音楽を聴かせる為の高音質ステレオ。オケがパリなのでロンドンとの演奏とはやや感じが違う。この曲のトップランクであることは疑いがない。英盤の価格は天上知らず。それに近いプレスは多くない。初期プレスはなかなか良い音質!アタウルフォ・アルヘンタ(1913-1958)は1958年1月44歳の若さで一酸化炭素中毒による不慮の死を遂げた。31歳で夭折した天才指揮者としてアルヘンタの人気は下がる気配はない。晩年はLe Club Français Du Disqueへ数点の録音を行ったがなんといってもアルヘンタの名前が知られるきっかけはDECCA録音である。ここではパリ音楽院o.を振っている。オケの限界を試さずとも、ここまでクオリティの高い演奏を可能にしている点でやはりアルヘンタは天才型の指揮者だったと言えよう!あと10年生きていればレコード地図は大きく変わったことだろう。さてこの「幻想交響曲」は1957年11月パリで録音されている。44歳の時の録音。アルヘンタは40歳を超えた時期に大病を患い、キャリアを一事断念せざるを得なくなったことがあるらしい。無理をしないスタイルが定着したようである。だからか?この「幻想交響曲」は想像よりあっさりしている。所謂爆演系ではない。アルヘンタの中で「幻想交響曲」は爆演で演奏したくない意図があったようである。その代わり内声部は非常に繊細で見通しが良く、団子になっていない。力任せの大きな音でごまかしていないのである。全体に高音部が目立つ辛口タイプの演奏となっている。細部が非常に鮮明であり、その分エネルギーを弱くした意図が働いた演奏である。こういうスタイルは1970年代に入り本流となるが、1950年代では極めて稀なタイプの演奏である。果たしてアルヘンタの意図が時代を先取りしたものであったのが、体力などの別の要因であるかは不明だが、当時としてはかなり個性的な演奏と言える。DECCAのプロデュサーだったカルショウはその著書の中でこう述べている「アルヘンタは実力がありながらそれを十分に発揮しきれずにキャリアを終えてしまった」。DECCAのレコードからこれを完全に鵜呑みには出来ないが、少なくとも才能豊かな指揮者であったことは確かである。

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