[Le Club Français Du Disque] R.アルベルト指揮チェント・ソリo. / ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」, 3楽章の交響曲
商品コード: 1290-044p
商品詳細:1950年代中期のLe Club Français Du Disque初期のモノラル録音。指揮者のルドルフ・アルベルト( 1918- 1992)はフランクフルト生まれのドイツ人。Rudolf Alberthが正しい綴りだが1960年頃まではAlbertの姓を名乗った。地元の音楽院で学び、バーデン=バーデンの南西ドイツ放送のディレクターとヘッセン放送のディレクターを歴任し、1949年にミュンヘンのバイエルン放送交響楽団の指揮者陣に加わった。1950年代からオリヴィエ・メシアンの知己を得て、1956年に「異国の鳥たち」の初演を指揮している。1964年からニーダーザクセン交響楽団の首席指揮者を務めたが、1968年には辞任している。以後フリーランスの指揮者として活動した。ミュンヘンにて死去。いきさつは不明だがフランスのレーベルLe Club Français Du Disqueに意外なほど多く録音がある。特にピアニスト、P.v.シルハフスキー(pf)との共演でモーツァルト:Pf協奏曲を数曲録音している。またヨアン・フィールド(vn)との共演でベルリンso.とTELEFUNKENにブルッフなどの協奏曲を録音。最も知られる録音ではP.マカノヴィツキー(vn)とのブラームス:Vn協奏曲だろう。このように協奏曲録音が多い為、目立つことはないが単独での管弦楽録音がストラヴィンスキー:春の祭典、組曲「火の鳥」、3楽章の交響曲、ペトルーシュカなど3枚分、他ワーグナーの管弦楽、チャイコフスキー:交響曲4番などがLe Club Français Du Disqueにある。これはアルベルトが最も得意としたストラヴィンスキー。これまでのモノラル録音の中でもすっきりした印象でパンチもあるなかなか良い演奏であり、録音も良い。音響で聴かせるタイプの演奏ではない。パリのチェント・ソリ楽団をしっかり鳴らし切ったモノラル期の秀演。「火の鳥」はバレエ版では無く、1919年版の組曲を全7曲を順番に則り展開する。派手でごり押しするタイプではない。しんみりと聴かせる玄人好みといえる組曲「火の鳥」は好感が持てる。日本ではほぼ無名に近いルドルフ・アルベルトだが、Le Club Français Du Disqueの音質がお好きな方を通して知られていけばよい。人気はないので安価で入手ができる。お値段以上に価値あり!
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