[Le Club Français Du Disque] G.ヴァント指揮チェント・ソリo. / シューマン:交響曲4番Op.120
商品コード: 1290-036p
商品詳細:シューマンの4曲ある交響曲のうち、4番は妻クララの22歳の誕生日1841年9月13日に、誕生日プレゼントとして彼女に贈られた。作曲年次としては、第1番『春』に次ぐ2番目の交響曲だが出版年次から4番とされた。ニ短調で始まるシューマンの大規模作品である。ヴァントは3番を振ったケルン・ギュルツェニヒo.ではなく、パリのチェント・ソリo.を振って録音し、Le Club Français Du Disqueではシューマンの交響曲3/4番を録音した。ギュンター・ヴァント(1912-2002)は1946年にケルン市音楽総監督に就任し、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団を率いていた。Le Club Français Du Disqueにおけるドイツ系作品の看板指揮者として多くの録音を行った。3番をケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と、4番はパリ・チェント・ソリ管弦楽団とモノラル/ステレオで録音している。但しギュンター・ヴァントのLe Club Français Du Disque時代である1950-60年代は日本ではほぼ無名の指揮者である。注目され始めたのは1970年代ハルモニア・ムンディへのブルックナー交響曲全集からだろう。そして遡ってみれば、Le Club Français Du Disqueに多くの録音があったという経緯である。日本ではLe Club Français Du Disqueなるレーベル自体が未知のレーベルであり、致し方ないと思われる。4番は1960年前後のヴァントのスタイルがよくわかる演奏である。一見そっけないように感じられるこの時代の演奏は自然体という言葉がぴったりくる。ヴァントはスタイルがあまり変わらないことで知られる指揮者である。確かにそれは正しいだろう。実際1990年代の方が元気が良いくらいに感じられる程度である。そして多くの方にとってはLe Club Français Du Disque時代は謎に満ちた時期だろう。当時としてはあまり目立たない大人しい演奏に注力した、珍しいタイプの指揮者であったことがわかる。尚Le Club Français Du Disqueにシューマン:交響曲1/2番の録音はないと思われる。交響曲4番の入荷は非常に少なくステレオは特に希少!前述の通り地味なスタイルで知られるヴァントにしては珍しく気炎を吐いた演奏で、ステレオ効果も絶大なオーディオファイルプレス!
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