[Pathé ] F.ウーブラドゥ指揮パリ室内コンサート協会o.(フェルナン・ウーブラドゥ室内o.) / ラモー:優雅なインドの国々, F.クープラン:趣味の融合~「劇場風の」
商品コード: 1291-057
商品詳細:A面がラモーのオペラ=バレ「優雅なインドの国々」より、交響曲と舞曲。B面がクープラン「王宮のコンセール」第8曲「劇場風の」(ウーブラドゥ編)。パテ社におけるウーブラドゥの力は、当時大きなものがあった。 どちらも1700年代に作られた曲で、仏バロック期を雄弁に語るフランス的な曲としてお薦め。今風のすっきり、さっぱりの演奏ではなく、濃く、力強く、土俗的な感じさえするくらいのローカルな味わい。'50年代中期には姿を消したスタイル!ラモーの「優雅なインドの国々」はフランス・バロック・オペラの人気のあったジャンルであるオペラ=バレの代表作である。それまでの叙情悲劇より多くの舞踏音楽が含まれ、筋は必ずしも古代ギリシア・ローマ神話から引いてこなくてもよく、更に、リュリが『テセウス』(Thésée, 1675年)以降の叙情悲劇から排除していた喜劇的な要素が許された。フランスだけに存在する特殊な分野である。クープランの「趣味の融合」は代表作である「王宮のコンセール」(コンセール第1番~第4番)の続編に当たる「新コンセール」(コンセール第5番~第14番)の正式名称である「趣味の融合、あるいは新コンセール」と思われる。通常室内楽形式で演奏されることが多いが、ここでは室内管弦楽版で演奏している。この曲は第8コンセール「劇場風の」でウーブラドゥ編曲による管弦楽版である。クープランのコンセールには楽器指定がなく、様々な演奏形態が存在する。A面のオペラ=バレとは全く音楽形態が異なるが、ウーブラドゥは2曲共自身の編曲版で演奏していおり、両者を近しい音楽のごとく演奏をしている。尚オーケストラの表記はAssociation Des Concerts De Chambre De Parisで直訳すればパリ室内コンサート協会管弦楽版となるが実質Orchestre de Chambre Fernand Oubradousであるフェルナン・ウーブラドゥ室内管弦楽版のことである。
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