[Pathé] A.クリュイタンス指揮フランス国立放送o. / ビゼー:「アルルの女」第1組曲, 「アルルの女」第2組曲
商品コード: 1291-055
商品詳細:クリュイタンスの最初期録音、番号から見て分かるようにパテ社第2号LP。因みに最初の番号であるDTX 101-2はベルリオーズ:キリストの幼時(全曲)/A.クリュイタンス指揮パリ音楽院o.であった。また仏COLUMBIAのLP第1号であるFCX 101-3はビゼー:カルメン(全曲)/A.クリュイタンス指揮パリ音楽院o.であった。当時のフランス・メジャーレーベルはA.クリュイタンスにメジャー作品を依存していたといえる。「アルルの女」組曲は1953年の録音。この後DTX 145で「美しいパースの娘」を入れ、3曲入りに切り直して再版された。2回目録音は1964年頃FCX/SAXF 1000でパリ音楽院o.(+カルメン組曲)。DTX 103の音は古めかしい感じはするが、何かフランス人の持つ、原点的空気感が漂いエネルギーは強い。ステレオではこういう非科学的要素は出て来ない。音はしっかりしていて、フォルテはドンとくる。さすがモノラルの力強さ。シャンゼリゼ劇場での録音。この録音はLPでの最初の録音と思われる。日本でクリュイタンス指揮の「アルルの女」組曲といえば1964年のパリ音楽院o.とのモノラル/ステレオ録音を指すようで、フランス国立放送o.とのモノラル初回録音は存在すら知られていないようである。しかし、テンポが遅めで力強く重厚ではあるが、牧歌的印象を強く感じるこの演奏こそがフランスという国及び国民性を代表する中心となる演奏である事は強調してもしすぎることはない。小説家アルフォンス・ドーデとビゼーのモノクロ写真が左右に並んだジャケットは3曲入りのDTX 145という再版番号なので注意!薄茶色ベースにイラストのジャケットまたは共通デザインで文字だけのジャケットが2曲入りのオリジナル(希少)!
クリュイタンスの在庫一覧へ