[ETERNA] H.レーグナー指揮ドレスデンsk. / ブラームス:ハンガリー舞曲集(Orch編曲)~14曲, 大学祝典序曲Op.80
商品コード: 1292-051n
商品詳細:1973年ドレスデン、技師H.クンツェによる録音。ブラームスのメジャーな管弦楽曲として録音の多いハンガリー舞曲。レーグナーが取り組んだ録音は、スラブ色が薄く、こざっぱりとした内容だ。それでも'70年代の西側レーベルに見られるような、単なる薄味の演奏とは明らかに異なる。レーグナーは、敢えてドレスデンsk.に歌わせすぎず、さらさらと流れるようにした。彼なりの美学がある。聴く者のイメージを膨らませるように配慮したスタイルと言える。ブラームス・エディション(ED)のための録音でED前の旧番号などは存在せず、当EDが初出となる。オケはボンガルツのセレナーデ2曲がドレスデンpo.だったのに対し、こちらは由緒あるドレスデンsk.との演奏になる。同じドレスデン市内にありながら2つの全く成立過程の異なるオケが存在するので注意が必要。ETERNAにおけるハンガリー舞曲集はチェコ人指揮者のヴァーツラフ・ノイマンがゲヴァントハウスo.と最初に録音しているが東独出身の指揮者としてはレーグナー/ドレスデンsk.が最初の録音となる。1981年クルト・マズア/ゲヴァントハウスo.も録音している。これら3種以外の録音(オーケストラ版)はETERNAにはない。レーグナーは独特の感性を持った指揮者でスラブ風の雰囲気も併せ持ちつつ、早いテンポで颯爽と快速で展開し、独特のアクセントを入れて曲に命を吹き込んでいる。有能な指揮者といえる。
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