[Le Club Français Du Disque] J.ボノー, G.ジョワ(pf) / 2Pfのためのソナタ集/モーツァルト, クレメンティ, W.F.バッハ, J.C.バッハ, クープラン
商品コード: 1292-029p
商品詳細:ERATOに同じデュオの盤が1枚あった。このクリュブ・フランセ録音はまた別の録音でスーパーレアと言える1枚。全5曲。クープランから始まる優雅な雰囲気はERATOにはなかった空気感。モーツァルトで終わる頃には、すっかり、この女性デュオの優しさに包まれて、幸福な時を迎えているはず。音質は帯域は狭く、クリアーではないが、かえって香り立っている。モノラルにて発売。最近高価になってきたようだ。ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(1919 - 2009)はフランス・ソンム県ベルナヴィル生まれ。4歳の頃からピアノを始める。12歳でパリ音楽院に入学し、イヴ・ナットらの薫陶を受けた。1942年にパドルー管弦楽団と共演してデビューを飾る。1946年には作曲家のアンリ・デュティユー(1916- 2013)と結婚し、デュティユーからピアノ・ソナタを献呈された。1952年からジャンヌ・ゴーティエとアンドレ・レヴィとでフランス三重奏団を結成していた。パリにて没。ジャクリーヌ・ボノー(1917 -2007)はフランス・ドルドーニュ県サンタスティエ生まれ。母から音楽の手ほどきを受け、10歳の時にパリ音楽院に入学。ヴィクトル・スタウプとアベル・エスティールにピアノ、ジャン・ギャロンに和声、ノエル・ギャロンに対位法、マックス・ドローヌに室内楽を学ぶ。1936年にピアノで、1937年に和声、1938年にピアノ伴奏法、1939年に対位法と室内楽のそれぞれでプルミエ・プリを取得して卒業した。1945年からジュヌヴィエーヴ・ジョワとピアノ・デュオを組む。1940年に作曲家のポール・ボノーと結婚したが、1959年に離婚している。2007年にタヴェルニーにて脳卒中の後遺症のために死去。2人の女性デュオは1945年に結成され1990年まで継続した。フランスで最も高名なピアノ・デュオであったといえる。
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