[FY] H.グレミー・ショーリャック(cemb) / ブクステフーデ:Cemb曲集(25曲)~21・14・18・22・25番
商品コード: 1293-057
商品詳細:ブクステフーデはオルガン曲なら全集が何種類か出ているのに、チェンバロ曲となると皆無に等しかった。そんな中で、このグレミー・ショーリャックの録音は音楽史上の重要な穴を埋めるに相応しい。組曲が19曲、アリアが5曲、クーラント(変奏曲)が1曲の収録だが、残された曲はもっと多い。類型的な曲ばかりなので、続けて聴くと飽きるかもしれないが、演奏が悪いわけではない。そういう曲として楽しみたい。FYレーベルは仏マイナーの中でも特に音質が良い。H.グレミー・ショーリャック(cemb)はブクステフーデ:Cemb曲集の大半の25曲を録音し25曲をFY 035-8の4枚組の箱でリリースしている。これはその中から5曲(21・14・18・22・25番)を抜粋して1枚物LPとして発売したLPである。ディートリヒ・ブクステフーデ(1637?- 1707)は北ドイツ・エルベ河畔の都市ブクステフーデで生まれた作曲家。バッハも面会している。宗教声楽曲、オルガン曲など多数の作品を残すがクラヴィーア曲も30曲近く残している。チェンバロ奏者ユゲット・グレミー・ショーリャック(HuguetteGrémy-Chauliac)は1928年生まれのパリジェンヌ。ピアノをデカーヴとY.ナットに師事。その後チェンバロをBascouret de Gueraldiに師事。チェンバロ奏者として録音デビューした。ヴェイロン・ラクロワの下で研鑽を積んだ。1963年からパリ音楽院でクラウザン科教授として教え、スコット・ロスなどを輩出。教育者と並行してパリのAntiqua Musicaオーケストラ、Paul Kuentzのオーケストラのハープシコード奏者を務めた。現在は数多くの国際大会のコンテストの審査員を務める。録音が無かったり少ない曲に焦点を当て録音している。1971年Disques A Charlinに初録音を行い、その後はFYレーベルに録音がある。余程の事がない限り抜粋盤で十分と思われる。
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