[FY] A.ラエ(pf) / オネゲル:バッハの名による前奏曲・アリオーソとフゲッタ, ルーセルへのオマージュ, ショパンの思い出, 7つの小品, 3つの小品, 他
商品コード: 1293-055
商品詳細:アラン・ラエ(1947-2023)はフランス北部ノール県のリール郡ルーベー(Roubaix)の生まれの男性ピアニスト。Raesなら「ラース」となるが本名ではRaësと使っているので「ラエ」とした。詳しい情報はない。フランス・マイナーレーベルのFYとSOLSTICEに録音がある。FYはSOLSTICEの子供レーベルなので不自然ではない。ラエはルーセルのピアノ作品の録音をライフワークのようにしており、CD期になってそれまで録音のなかった協奏曲なども録音している。Harmonia Mundiにも1枚LPが存在するようである。アルテュール・オネゲル(1892-1955)はフランスの作曲家グループ「六人組」の一人である。同じく六人組の一人ダリウス・ミヨーとは、パリ音楽院の同窓生であり親友であった。オネゲルは当時新しいメディアであったラジオ、映画音楽の分野でも活躍した。詩編劇〈ダヴィデ王〉、舞台用オラトリオ〈火刑台上のジャンヌ・ダルク〉、交響的楽章第1番〈パシフィック231〉、映画〈レ・ミゼラブル〉(1934年)などが知られている。ラエの両親はスイス人でスイスとフランスの二重国籍を持っている。ピアノ作品は殆ど知られていない分野で録音も少ない。1975年頃の録音と思われ、ジャケットに大きく金色シールでPremière Mondialeとあり、世界初録音を意味する。フランス近代に興味のある方には是非「初録音」をお試しいただきたい。少なくないピアノ作品を残したオケゲル。これはそれらの1部でしかないが、一人の開拓者、アラン・ラエによって扉を開けたオネゲルのピアノ作品に触れる貴重な機会である。フローラン・シュミットの作品集もFYに入れている。
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