[DECCA] J.カッチェン(pf) I.ケルテス指揮ロンドンso. / プロコフィエフ:Pf協奏曲3番Op.26, ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー, ラヴェル:左手のためのPf協奏曲
商品コード: 1293-045
商品詳細:1968年録音の為、溝無しED3レーベルでオリジナルの、大DECCA最終年の録音。ケルテスの指揮が冴える。プロコフィエフもスピード感と色彩が豊かな名演。カッチェンも乗りに乗っている。大デッカらしい音響が鳴り響く。B面のラプソディー・イン・ブルーも近年では今1つ人気が薄い曲だが、プロコフィエフと類似点のあるオーケストレーションに、この当たり前の曲もかなり良い。3曲とも音質、演奏共に素晴らしい。ジュリアス・カッチェンは1926年米国ニュージャージー州の生まれ。10歳でデビューし、それを聴いたオーマンディに招かれソリストとなるも1947年から欧州各地で演奏会を開きながら研鑽を積みパリに永住した。アメリカの楽壇を嫌いDECCAの専属として多くの録音を残した。1968年の録音の2週間後の12月12日ラヴェルの左手のためのPf協奏曲が最後の公開演奏となった。既に肺癌を発症していて翌春42歳の人生を閉じた。モーツァルト、ブラームスには信頼があった。これがカッチェンの最後の正式録音となった。ED3レーベルは希少!カッチェンもケルテスも若くして惜しまれつつ亡くなった偉大な音楽家だった。
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