[RCA] H.v.カラヤン指揮ウィーンpo. ウィーン国立歌劇場cho. ウィーン少年cho. L.プライス, M.フレーニM.リンバル(s) 他/ ビゼー:歌劇「カルメン」(ギロー校訂版・全曲)
商品コード: 1295-018
商品詳細:ビゼーの傑作オペラ「カルメン」の傑作録音として語り継がれるカラヤン/ウイーンpo.による1963年録音。ジョン・カルショウ率いるDECCAチームによる録音でRCA発売となったDECCA録音である。歌手はレオンタイン・プライス(s)とフランコ・コレッリ(t)の二人の大物に加え、パリ・オペラ座のベテラン歌手たちが脇役を固めるという陣容である。カラヤンは1956-1964年の間ウィーン国立歌劇場の総監督という立場にあり、DECCAと組んでかなり自由な録音ができたようである。ふんだんな資金を使って当時の最高レベルのキャストを集めた録音が行われたことは間違いなく、もちろん「カルメン」という曲に相応しい布陣が揃っている。レオンタイン・プライス(1927-)はそこまで有名なソプラノではないが米国生まれの黒人系歌手で、独特の声質は曲を選ぶが、カルメン役にはぴったりの声だったようである。カラヤンはプライスを高く評価しており、1958年にカラヤンの招きでウィーン国立歌劇場のジュゼッペ・ヴェルディの「アイーダ」の上演に参加して名声を得た。その後、コヴェントガーデン王立歌劇場、1960年にはミラノ・スカラ座、1961年にはメトロポリタン歌劇場に登場し、国際的なオペラ歌手としての地歩を固めた。1985年にオペラから引退したが、リサイタル歌手としての活動は継続した。カラヤンは1983年にベルリンpo.と再録音(フリッツ・エーザー校訂のアルコア版)しているが、当録音ではエルネスト・ギロー改定のレチタティーヴォ版を採用。そしてやはりウイーンpo.とのDECCA録音は次元が異なる。ショルティのワーグナーと同じくソニック・ステージ方式で録音されていて、とにかく素晴らしい音質。文句なしの鮮やかなオーディオファイルプレスである。アンチ・カラヤン派も認めざるを得ない名録音であることは間違いない。ウィーンpo.は上品かつコクのある音を出していて、このオーケストラの良さが弦楽器だけではない事を再確認できる。とにかくゴージャスという言葉がぴったりくる「カルメン」!
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