[VOX] G.カサド(vc) / バッハ:6つの無伴奏Vc組曲B.1007~1012

[ 1295-002 ] Bach : Gaspar Cassadó – 6 Suites For Cello (Suites Pour Violoncelle)

通常価格:¥ 66,000 税込

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商品コード: 1295-002

作品名:バッハ:6つの無伴奏Vc組曲B.1007~1012/第1番ト長調 B.1007, 第2番ニ短調 B.1008 | 第3番ハ長調 B.1009, 第4番変ホ長調 B.1010 | 第5番ハ短調 B.1011, 第6番ニ長調 B.1012
演奏者:G.カサド(vc)
プレス国:米国, U.S.A.
レーベル:VOX
レコード番号:VBX 15
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, 箱入り3枚組, 3 single records in BOX
評価/レコード:8/7 : ルディ・ヴァン・ゲルダーのカッティングマスター使用を示すRVGの刻印が全6面にある, 過去最高の美品!
評価/ジャケット:A
キズ情報:第1面2時と3時にそれぞれ微かに4回出るスレあり, 3枚目に軽度の上下揺れあるがトレースは問題なく音揺もない
レーベルタイプ:【米国でのオリジナル(フランス発売分)】---アズキ/銀浅中溝, 6時にUltra High Fidelity ★ LongPllaying Microgroove ★, 3時にRec in Vienna, 6時方向 Made in U.S.A., グルーヴガード厚, Price Code:なし, Rights Society:記載なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:M-1148 A/M-1148 F---以降省略 (ラウンド小文字スタンパー・VOXタイプ), VOX録音モノラル製造を示すM-***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, 補助マトリクス:RVG/RVG---以降省略, 再補助マトリクス:V/V---以降省略, RVGはルディ・ヴァン・ゲルダーのカッティングマスター使用を示す, 1960年代のスタンパーを用いた1960年頃の製造分, フラット盤は存在せず, フランスプレスは存在せず, これより古いレーベル存在せず, 更に古いマトリクス存在するか不明, 最古レーベル・最厚プレスである, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである, VOX音源のVOX制作プレス, 米国/フランスでのオリジナル(フランスプレスは存在しない), オートマチック・カップリング, これはフランス発売分のオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---外周5面黒クロス紙表紙箱, 12時にEncyclopedia Of Chamber Music, / 6時にEncyclopédie De La Musique De Chambre, ペラリブレット付き(仏語), 表記されたジャケット番号:VBX 15, Price Code:なし, 背文字:あり(金色型押・黒クロス紙背景), (P)(C)1960(リブレット), ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである), 製作:Vox Productions, Inc.;Fr., 印刷:G. et R.Joly Imprimerie, 米/仏共用デザインのフランス使用分(実際にはフランスのみで使用), フランスでのオリジナル, original in Fr
トピックス:1957年ウィーンでのモノラル録音, 録音詳細不明, 米国では1960年頃Vox Productions, Incによりコピーライト登録・同年米VOX:VBX 15(当レーベル・プレス・米国デザイン箱入り)にて初リリース, フランスでは同年仏VOX:VBX 15(当米国プレスが米/仏共用デザインジャケット入り)にて初リリース, フランス発売分に仏プレスは存在せず米国プレスを流用し、米/仏共用デザインの箱で発売したがこの箱はフランスのみで使用された, これはフランスでの初年度リリース分のオリシジナル, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★★

商品詳細:バッハ:無伴奏チェロ・ソナタ録音について語る時に絶対に外せない録音が1957年のカサドによるモノラル録音だろう。ガスパール・カサド( 1897 - 1966)はスペイン・バルセロナ生まれ。7歳でチェロを学び始め、バルセロナ音楽院に通っていた彼は9歳の時に聴衆の中に交じっていたカザルスに見い出され、1907年に一家でパリに出る。以降カザルスの薫陶を受ける。地元バルセロナが街をあげて、カサド少年がパリのカザルスの下で音楽修業を続けることができるようにと奨学金を与えてくれた。職業演奏家としての活動は、第一次世界大戦中に始まり、欧米各地で演奏活動や録音活動を繰り広げた。第1次世界大戦が勃発する1914年までの7年間、カザルスの下でのチェロの修行に並行してドビュッシー、ラヴェル、サティらと交流し、またカゼッラ、トゥリーナ、アルベニスといった作曲家たちとも親しく接した。その間、父ホアキンは、ガスパールとその兄アグスティンと組んで「トリオ・カサド」を結成し室内楽を楽しみ、また、兄アグスティン、キューバの作曲家/ピアニストのホアキン・ニンと組んで「トリオ・ニン=カサド」を結成した。1923年、スペインでは軍事クーデターでプリモ・デ・リベーラ将軍による独裁政権となって、カサドはローマに移住。以降、亡くなるまでの43年間、イタリアを拠点として活動した。1958年には初来日。その時知り合った日本人女性ピアニストの原智恵子と結婚。カサドは62歳であった。1966年フィレンツェで起きた大洪水の、被害者救済コンサートを連続的に開催したが、その無理がたたったのか心臓発作に倒れる。医師は数ヵ月の療養を勧告したが彼はこれを無視して演奏会を続け、12月24日、クリスマスを過ごすために訪れていたマドリードで2度目の心臓発作に襲われ亡くなる。カサドの演奏はまずその骨太の音色に特徴がある。綺麗な音ではないがパワーと奥行きのあるチェロらしい無骨な強い音である。表情は自然体だがテンポは揺れ動き、豪快で男性的でありつつも繊細さも備える演奏である。スケールに対してあまり欲張らず、まるで独り言のような気分さえ感じる内省的なスタイル。ステージで映える演奏ではない。一言でいうなら枯淡の境地を感じる。このタイプの演奏は聴くたびに異なるイメージを運んでくる。一度聴いても、掴みどころのないように感じる不思議な魅力を持った無伴奏チェロ・ソナタである。フランス・ジャケットに米国盤が入る形がフランス発売分の正常な形。

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