[COLUMBIA] D.ショスタコーヴィチ(pf) / ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87~8曲

[ 1296-057 ] Shostakovich – Préludes Et Fugues Op.87

通常価格:¥ 8,800 税込

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商品コード: 1296-057

作品名:ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87~8曲/第1番 ハ長調Op.87-1, 第4番 ホ短調Op.87-4, 第5番 ニ長調Op.87-5, 第6番 ロ短調Op.87-6 | 第13番 変ト長調 Op.87-13, 第14番 変ホ短調Op.87-14, 第18番 ヘ短調 Op.87-18, 第23番 ヘ長調Op.87-23
演奏者:D.ショスタコーヴィチ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 771
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---紺/銀音符段付, 12時にLongue Durée □33 1/3 Microsillon, 3時に33 1/3 Tours minule, 6時にMade in France, グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:33 FCX 771, Rights Society:BIEM, (P)なし, Price Code:Ⓐ, スタンパー/マトリクス:XLX 743 21C/XLX 743 21C1 (ストレート小文字スタンパー・EMI/Pathéタイプ), EMIグループのCOLUMBIA系フランス録音モノラル製造を示すXLX ***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M6 196740/M6 195217 , 再補助マトリクス:なし・パテキュラー(Patéculaire)はない, ストレートタイプ2種併存のPathéプレス, 1950年代スタンパーによる1959年頃の製造分, 紺/銀音符内溝・フラット盤存在せず, 紺/銀音符段付レーベル・グルーヴガード厚手盤の最初期分, 旧番号存在せず, これより古いレーベル存在せず, 最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクスは存在するか不明, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである, EMIグループのCOLUMBIA系フランス音源の仏COLUMBIA制作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou, フランスでのモノラル・オリジナル, original for mono in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), リブレットは存在せず, 表記されたジャケット番号:FCX 771 Haute Fidélité, Price Code:Série de Luxe(記載なし) , 内ジャケに窓付き(初期タイプ), 背文字:あり(棒上に金色押型・黒クロス紙背景), (P)(C)なし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである), 製作:Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Paris, 印刷:Mercure Editeur. Paris, 旧番号存在せず, ジュベール工房のデザイン, ペラタイプ存在せず, これより古いタイプは存在せず, フランスでのオリジナル, original in Fr.
トピックス:1958年パリ・サル・ワグラムでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1959年頃Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Parisによりコピーライト登録・同年仏COLUMBIA:FCX 771(当装丁)にて初リリース, 当社初入荷分の希少タイトル, これはフランスでの初年度リリース分のオリジナル, 英国では1970年以前の発売はないと思われる, ショスタコーヴィチのパリ訪問時のパリ録音, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+ なお1973年露MELODIYA:Д 034479, 別の番号・Д 06459(2・3・5・6・7・16・20・23番)が1960年リリースされたがそれは旧ソ連での単独録音と思われる, 更に1・23・24番の3曲がステレオのみSM 02545で1971年にリリースされたがこれも別の旧ソ連での単独録音と思われる, ショスタコーヴィチによる全曲録音はLP時代には存在しない

商品詳細:当社では初入荷となるショスタコーヴィチの自作自演の一つ。曲は24のプレリュードとフーガ Op.87~8曲を抜粋して1枚にまとめたLPである。全曲録音すれば最低でもLP2枚は必要な為、仏COLUMBIAとしても全曲録音は承認出来なったと思われる。或いは全曲録音しておいて、そこからLP1枚分を厳選したとも考えられる。これはパリ録音である。であるから仏COLUMBIAから発売されている。時は1958年ショスタコーヴィチは欧州への演奏旅行をしている。2度目の妻であるマルガリータが同行している。最大の目的地はパリでここではフランス芸術文学勲章を授与されることになっていた。更にクリュイタンスとの共演で自作のPf協奏曲の2曲を録音する予定が組まれていた。更には自演で24の前奏曲とフーガの録音まで計画されていた。計画の通り録音が行われ、Pf協奏曲の2曲はFCX 769で、24の前奏曲とフーガは8曲のみFCX 771で発売されたのがこれらのパリ録音である。24の前奏曲とフーガOp.87は1951年の作品。作曲の動機は以下である。1950年7月にショスタコーヴィチは、J.S.バッハの没後200年を記念して、ライプツィヒで開催された第1回国際バッハ・コンクールの審査員に選ばれ、ソ連代表団長として参加した。この記念祭にバッハの作品を多く聴いたことと、バッハ・コンクールに優勝したソ連のピアニスト、タチアナ・ニコラーエワの演奏に深く感銘を受けたことが、この作品を作曲する切っ掛けとなった。早速、同年10月10日から作曲に着手し、次々に前奏曲とフーガを作曲したが、当初は自身のピアノ演奏の技術を完成させるための多声的な練習曲として着想していた。しかし記念祭を通して受けた印象をもとに構想が次第に大きくなり、途中からバッハの『平均律クラヴィーア曲集』にならって、全ての調性を網羅する大規模な連作として作曲することに決定し、翌1951年2月25日に全曲が完成した。後に差し替えられた第16番の前奏曲を除いて、番号通りの順番で作曲され、1曲完成する度に、ニコラーエワがショスタコーヴィチのために弾いたという。初演は1951年4月5日にショスタコーヴィチ自身の演奏(抜粋)によって、全曲初演はニコラーエワによって1952年12月23日と12月28日の2日間で行われた。マリヤ・ユーディナ、エミール・ギレリス、ゲンリフ・ネイガウス、ニコラーエワらのピアニストからは絶大な支持を受けた。彼らはこの曲集を積極的に演奏してその普及に貢献し、やがてロシアのピアニストたちの重要なレパートリーとして定着した。ショスタコーヴィチも愛奏し、この曲集から抜粋を何度も録音している。ショスタコーヴィチはピアノも上手かったと評されているが、実はそれを裏付ける録音はあまり残されていない。これはLP化された殆ど唯一ではないかと思われるピアノソロによる自作自演である。録音は非常に良く、流石仏パテ社によるモノラル録音である。全曲録音ではニコラーエワの録音で聴けるが、8曲とはいえ本人の演奏は興味深いものがある。現代作品としては素晴らしく完成度の高い古典的な作品であり、歴史的な録音といえる。珍品である!

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