[DECCA] R.ボニング指揮ロンドンso. J.ジョージァディス(vn) / オッフェンバック:バレエ音楽「蝶々」
商品コード: 1296-042
商品詳細:ボニングが得意とするジャンル、ロンドンso.でオッフェンバックらしさを出す。「蝶々」はフランス、ロシアでは人気だったバレエ曲。この様な名作ながら録音の少ない曲こそボニングの出番。オリジナル・スコアに基づいての演奏らしい。実演では1976年にピエール・ラコットがパリ・オペラ座で蘇演した。ジャック・オッフェンバック(1819- 1880)はドイツに生まれフランスで活躍(1860年に帰化)した作曲家、チェリストである。オペレッタの原型を作り、オペレッタの父と言われ、音楽と喜劇との融合を果たした作曲家である。美しいメロディーを次々と生み出すことから、ロッシーニはオッフェンバックを“シャンゼリゼのモーツァルト"と評した。オッフェンバックという名称は実際に父親の出身地であるフランクフルト近郊の街、オッフェンバッハ・アム・マインからとった名前で、本名はヤーコプ・レヴィ・エーベルストである。一家は1833年にパリに移住し、シャンゼリゼ通りに小規模な劇場の経営を始めた。そこでオペレッタを上演し、成功を収めた。1858年に初演された「地獄のオルフェ」は絶賛を博した。ウィーンでも高い人気を博した。オペレッタで名を馳せたオッフェンバックだがバレエ音楽も2曲書いている。その1曲が有名な「パリの喜び」であり、2曲目が「パピヨン」である。全2幕4場の作品で、振付はロマンティック・バレエの時代を代表する名バレリーナ、マリー・タリオーニが担当。現在でも、この中のパ・ド・ドゥが時折バレエ・コンサートなどで上演されている。「パリの喜び」に比べ上演・録音は少ない。1972年ロンドンで録音された当演奏にリチャード・ボニングは、初めてオッフェンバックのオリジナルスコアを使用した。オッフェンバックらしい陽性の明るい音楽で楽しめるバレエ曲である。録音は稀であり貴重といえる。
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