[DECCA] A.d.ラローチャ(pf) S.コミッシオーナ指揮スイス・ロマンドo. / ファリャ:Pfと管弦楽のための交響的印象「スペインの庭の夜」, ショパン:Pf協奏曲2番Op.21
商品コード: 1296-036
商品詳細:アリシア・デ・ラローチャ( 1923- 2009)はスペインのピアニストで、20世紀を代表するピアニストの一人。スペイン・ピアノ界の長として幼少期から約70年にわたって長いキャリアを誇っていた。19世紀から20世紀のスペインのピアノ曲の専門家として一般的には有名だが、手が小さく8度しか届かない中で美しく照り輝く音色と正確な演奏技巧、音楽の自然な呼吸と安定感ある曲の運びによって、モーツァルトやショパン、シューベルト、シューマン、ラフマニノフにも優れた解釈を示した。10代後半で米国DECCAに録音をスタート、1950年代後期~1960年代後期まで地元スペインのHISPAVOXに多くの録音を残し、それがフランスERATOプレスなどを通じて世界に広がり名声を博した。英DECCAには1970年発売のグリーグ/メンデルスゾーンのソロ作品集SXL 6466で録音を開始し、多くの名演を残した。スペイン物はラローチャの独壇場であるが、バッハ、モーツァルトでさえ、'70年代最高レベルの演奏を聴かせてくれる彼女は、まさに天才的ピアニスト。この曲は過去にソリアーノ等の名演があるが、彼女の2回目録音も非常に親しみやすい名演。指揮者は1928年ルーマニア生まれで、イスラエル、アメリカと移住した。無名でありながら、オーディオファイルの聖地スイス・ロマンドを振って過不足なく、すっきりと繊細に鳴らしている。スペイン臭くないスペイン作品。ラローチャのソロも洗練の極地。国際的感覚で、心・技・体、バランスのとれた美しいピアノを聴かせる。ファリャの固定観念を取り払う画期的演奏!ラローチャの録音は初期のHISPAVOX時代と後期のDECCA時代に大別出来る。元々癖のないスタイルだが、DECCA時代の録音はより国際的でスタンダードとして聴きやすくなっている。
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