[DECCA] R.テバルディ(s) A.グァダーニョ指揮ニュー・フィルハーモニアo. アンブロジアン・シンガーズ 他/ Christmas Festival/神の御子は今、忠実に, アヴェ・マリア, 子守歌 他全11曲
商品コード: 1296-034
商品詳細:有名なソプラノ歌手にはレーベル側からクリスマス用LPのための録音をオファーされることが多いが、これはソプラノ歌手レナータ・テバルディが受けたクリスマス曲集である。全11曲からなり先頭と最後を全く同じ曲の伝J.F.ウェート:賛美歌111番「神の御子は今、忠実に・Adeste Difeles」で挟んだ形に構成している。民謡や伝承曲、ブラームス:子守歌など日本でのお馴染みのクリスマス・ソングも多数取り入れ、1971年発売のクリスマス曲集とした。タイトルはRenata Tebaldi – Christmas Festival。アントン・グァダーニョというイタリア人オペラ 指揮者がニュー・フィルハーモニアo.を振って全て演奏。曲により合唱にはアンブロジアン・シンガーズが参加。アンブロジアン・シンガーズはロンドンを拠点に活動する混声合唱団。1951年声楽家のジョン・マッカーシーによって創設された。ここでも合唱指揮はジョン・マッカーシーが行っている。ロンドン交響楽団合唱団という異なる名称が使用されることもある。純クラシックとは言えない曲もあるがクリスマス用LPはクラシック大手レーベルから出されるのが通常であり、人気の歌手を主役にした企画が大半である。このLPは日本でもロンドンレーベルで発売され、クリスマス用LPとして店頭に並んだことと思われる。レナータ・テバルディ(1922- 2004)はイタリアのペーザロ生まれのソプラノ歌手。1950年代から1960年代にかけてのミラノ・スカラ座の黄金期に活躍し、20世紀後半におけるイタリア・オペラの代表的な歌手と見なされている。DECCAではEMI系のカラスの対抗馬としてテバルディを売り出したようであるがイタリア・オペラ界ではマリア・カラスと二分する人気を得ていた。多くのDECCAのオペラ録音に参加した歌手だが、歌曲もこなせる歌手であった。マリア・カラスよりふんわりと優しい印象があり、このクリスマス曲集もテバルディの美点を引き出した好企画であるといえる。オペラ以外のテバルディの録音は貴重!録音時テバルディは49歳でまだまだ美しい声がタップリ聴ける。
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