[COLUMBIA] A.シヴィル(hr) O.クレンペラー指揮フィルハーモニアo. / モーツァルト:Hr協奏曲(全4曲)/1番K.412, 2番K.417, 3番K.447, 4番K.495
商品コード: 1296-017
商品詳細:1960年英国録音のフランス盤。ステレオ初出の SAX 2406/SAXF 211は高額である。独プレスが表面隆起の危険プレスとして対象から外れた今、英/仏盤が主役となる。'50年代のD.ブレイン/カラヤンの33CXが今もって神格化され、その信頼度が揺らぐ事がないのは事実。Hrが旋律を吹くには少々まったりした所がある分、オケも同調しないとバランスが取れない、そういう点でこの録音の成功はクレンペラーにあると言って過言ではない。ホルン奏者のアラン・シヴィル(Alan Civil ・1929– 1989)は英国ノーサンプトンの出身。10代で軍楽隊に参加した。デニス・ブレインの父オーブリーに師事。指揮者のトーマス・ビーチャムによって、デニス・ブレインの次席奏者としてロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団に採用される。デニス・ブレインがフィルハーモニア管弦楽団に移籍すると、首席奏者を引き継いだ。1955年に、シヴィル自身もフィルハーモニア管に異動し、1957年にブレインが自動車事故で死去すると、首席ホルン奏者に就任した。1960年代に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団への入団を打診されたが、アラン・シヴィルはフィルハーモニア管弦楽団に留任し続けた。1966年にBBC交響楽団の首席ホルン奏者に就任し、1988年に引退するまでその座を守った。王立音楽大学でも教鞭を執った。1985年に大英帝国勲章を授与された。シヴィルは2→3→4→1番の順序で録音している。この順序は作曲順ではないかと言われている。以前は1番が最初の作曲とされていたが新しい研究では最後の作曲らしいことが有力視されている。ゆったりしたこの時期のクレンペラーのテンポで演奏され、正にシヴィルとクレンペラーの共演となっている。ブレイン/カラヤンからの呪縛から解放されるピッタリの録音!録音時シヴィルは31歳だった。1966年R.ケンペ指揮ロイヤルpo.とRCAに再録音している(LSC 2973)。ステレオは高額、モノラルも大変良い音質!
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