[COLUMBIA] W.ゲネンヴァイン指揮南西ドイツ室内o. 南ドイツ・マドリガルcho. E.マティス, H.アーウィン(s) 他 / モーツァルト:ミサ曲K.427
商品コード: 1296-016
商品詳細:ゲネンヴァインによるドイツ系音源だが、演奏の良さと録音(音質)の良さがうまくミックスし、優れたハ長調ミサになっている。恐らくドイツ・プレスでは出てこない華がこのフランス盤にあるからだろうと思われる。しかし何故か、この録音は殆ど知られていない。ドイツ盤をお持ちの方にもこのフランス盤は極めて興味をそそる盤となる。パテプレス=ステレオの音楽性を改めて感じる。マティスの、「キリエ」と「エト・インカルナトゥス・エスト」が聴きもの。第2ソプラノのヘレン・アーウィンは結婚する前のヘレン・ドーナトの旧姓である。ラウダームステが聴きもの。テノールにはテオ・アルトマイヤーと、歌手陣も一流で、南ドイツ系の歌手と合唱曲を得意とするヴォルフガング・ゲネンヴァインの共演はDGGのM.シュターダー/フリッチャイのK.427に匹敵する録音である。M.シュターダー/フリッチャイをベルリン流とすれば、こちらは南西ドイツ流と言える。マティスにはシュターダーにはない可憐な華があり、清楚なシュターダーとはまた異なる魅力がある。どちらが上ということもなく、どちらも魅力があると言える。K.427の2大巨頭ではないだろうか?いずれにしてもモーツァルトが残した宗教作品の傑作であることは間違いがない。
ゲネンヴァインの在庫一覧へ