商品コード:1297-064p[BAM 他] D.ラーンキ(pf) / コレクターズ・シリーズ・「デジェー・ラーンキ」全4点4枚バラセット
商品コード: 1297-064p
商品詳細:あるフランス人コレクターが個人として40年に亘って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた膨大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。ご興味のある方は是非この機会に!今回は「デジェー・ラーンキ」。デジェー・ラーンキ(1951-)は ハンガリー・ブダペスト生まれの男性ピアニスト。8歳でリスト・フェレンツ音楽大学で音楽を学び、カドシャ・パールに師事した。ツヴィッカウ・シューマン国際コンクールに優勝した頃から国際的な演奏活動を続けており、これまでに欧米各地やスカンジナビア諸国、ソビエト連邦、日本で演奏活動を行ってきた。1970年代は、特に日本の音楽大学の女学生からの人気は凄まじいものがあり、アイドル並みの人気があった。日本ではコチシュ・ゾルターンやシフ・アンドラーシュと共に「ハンガリーの三羽烏」や「ハンガリーの三天王」などと呼ばれている。フランツ・リストやバルトーク・ベーラの解釈で知られているが、一方でモーツァルトやショパン、ラヴェルも得意としている。同じくピアニストである妻エディット・クルコンと2台ピアノ、連弾作品をリリースしている。また、息子のラーンキ・フュロップもピアニストであり、親子3人で共演することもある。多くのコンクール受賞歴がある。国際的な舞台で大きな活動を始めた。大阪だけで12回の演奏会を開いてきたという。コンクール歴の通り、シューマンを得意とする。ラーンキ自身は若い頃のファンの熱狂ぶりには、一切無関心だったらしく、当時からラーンキの音楽へ向かう姿勢は純真無垢で、良い意味で純粋さが際立っていた。シューマン特有の病的で鬱屈した曲を弾いたとしても、彼のシューマンには、どこかに希望の光が差し込んでいる雰囲気があった。どこかに瑞々しささえ感じる彼のシューマンはドイツ・ロマン派が苦手な方にも聴けると思う。真摯な音楽家が真に内面と向き合って湧き出してきた音を感じる。1枚珍しいDENON盤が混じるがフランスから来た盤。
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