[SUPRAPHON] I.ヘンデル(vn) L.チェルニー(va) J.パーレニーチェク(pf) / ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント, オネゲル:Vaソナタ
商品コード: 1297-004
商品詳細:イダ・ヘンデルのSUPRAPHON録音の中でも極めて希少な録音で10"のみでリリースされ、曲目の関係でロシア語ヴァージョンも作られた。ロシア語ヴァージョンは写真のような穴あきカラーペーパージャケットに入る点はMELODIYAと同様。これは廉価版の簡易ジャケットではない。A面のストラヴィンスキー:ディヴェルティメントは1928年作のバレエ音楽「妖精の口づけ」の管弦楽組曲である。組曲は、バレエの第4場を除く場面から抜粋され4曲からなる。この組曲は1934年に完成され、ジュネーヴにおいてエルネスト・アンセルメの指揮によって初演された。ストラヴィンスキー自身もしばしば好んでこの作品を指揮した。1932年にはヴァイオリンとピアノのための編曲版がサミュエル・ドゥシュキンとストラヴィンスキーによって作られた。ここではこのヴァイオリンとピアノ版で演奏されている。演奏時間は約20分で、原曲の半分未満の長さで録音は非常に少ない。初めて聴いても親しめるロマンチックな内容。ヴィオリンはイダ・ヘンデルでピアノはアルフレッド・ホレチェク。B面のオネゲル:ヴィオラ・ソナタは1920年の作でラディスラフ・チェルニーのヴィオラとヨーゼフ・パーレニチェクのピアノで演奏される。レパートリーが少ないヴィオラ奏者の重要な作品。分散和音で始まる現代風の作品だが、難解ではなく聴きやすい。ヴィオラとピアノはほぼ対等に活躍し、ソナタ作品としての完成度は高い。イダ・ヘンデルはA面だけだが聴き応えのある10"で入荷は極めて少ない。SUF 20036という番号も出ているが輸出仕様と思われる。
ヘンデルの在庫一覧へ