商品コード:1298-057[La Voix De Son Maître] C.シルヴェストリ指揮フィルハーモニアo. / リスト:交響詩「前奏曲」S.97, 交響詩「タッソー、悲劇と勝利」S.96
商品コード: 1298-057
商品詳細:1958年英国での録音。爆演で知られる指揮者コンスタンティン・シルヴェストリ( 1913- 1969)はルーマニア・ブカレスト出身の指揮者・作曲家。ブカレスト国立音楽大学に学ぶ。1930年に指揮者としてデビューし、ルーマニア国立放送管弦楽団の首席指揮者、ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を歴任。1963年にはイギリスのボーンマス交響楽団の首席指揮者となる。1967年にイギリスに帰化し、ロンドンで没す。また1948年から1956年にはブカレスト国立音楽大学で教鞭を執り、セルジュ・コミッショーナ、メンディ・ロダン、イオシフ・コンタ、ミルチャ・クリステスク、パウル・ポペスク等を育てた。1964年に来日、NHK交響楽団を指揮した。チャイコフスキーやドヴォルザークなどの国民楽派から、ロマン派・近代音楽までの範囲を主なレパートリーとしていた。フランス国立放送管弦楽団を指揮し、フランスのADFディスク大賞を獲得したドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」は個性的な名演として日本でも有名である。非常に個性的な演奏をすることで知られており、出来不出来も激しかったといわれる。1960年前後のEMIに録音した数点のステレオ録音はモノにより10万円を超える高額LPとして知られる。誰にも真似が出来ない程のダイナミックな演奏を行ったからだろう。これは1970年代後期になって英国ではステレオが発売されたらしいが、初期盤ではないのでモノラル録音又はそれに類すると考えられた。シルヴェストリとしては穏やかな演奏といえる録音である。曲調にもよるが段々曲が盛り上がりを見せると、やはりシルヴェストリらしい暴走気味の強奏が表れ、フィルハーモニアo.といえどもシルヴェストリに振られるとここまでやってしまうのかと思わせる劇的な演奏を見せる。フルトヴェングラーなどとは別の意味で燃え上がる演奏を約束してくれる指揮者である。フランスではモノラルのみの発売だったと思われる。
シルヴェストリの在庫一覧へ