商品コード:1298-034n[MELODIYA] E.ギレリス(pf) / スカルラッティ:Pfソナタ(5曲), ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ(3曲)

[ 1298-034n ] Emil Gilels D. Scarlatti / D. Sosztakovics – Five Sonatas / Three Preludes And Fugues Op. 87



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商品コード: 1298-034n

作品名:スカルラッティ:ソナタ(5曲)-- ソナタロ短調 K.27 L.449, ソナタト長調 K.125 L.487, ソナタホ長調 K.380 L.23「列」, ソナタイ長調 K.113 L.345 , ソナタハ長調 K.159 L.104「狩」 | ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ(3曲)---前奏曲とフーガ第1番ハ長調, 前奏曲とフーガ第5番ニ長調, 前奏曲とフーガ第24番ニ短調
演奏者:E.ギレリス(pf)
プレス国:旧ソ連, Soviet Union
レーベル:MELODIYA
レコード番号:Д 02828
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧ソ連での第2版世代】---赤/金ツヤДолгоиграющая33大レーベル(中期プレ・メロディア), OБOPOTA B MИHУTУ, フラット状重量(MELODIYAに直角に切れたフラット盤はない), ГОСТ 5289-56, TУ-なし, Repertoire group:Вторая гр., Price Code:10-00, Год выпуска(発行年):なし, スタンパー/マトリクス:D 02828 5-4/D 02829 6-11 (手書き文字スタンパー・MELODIYA初期タイプ), 1950年代のスタンパーによる1958年頃製造分, 前期プレ・メロディアレーベル存在する(1956年分), 最厚レーベル・最古プレスではない, ステレオ存在せず, RIAAカーヴであるか不明, MELODIYA音源のMELODIYA製作プレス, モスクワ・アプレレフカ「Aprelevsky」アプリラフスキー工場製作, オリジナル世代, orginal generation
ジャケット:【旧ソ連でのオリジナル世代】---カラーペーパー両穴(モスクワ・アプレレフカCCCP), 表記されたジャケット番号:なし, Price Code:なし., 背文字:なし, 記載文字なし, ジャケット裏年号:Apt. なし Зак.なし, 製作/印刷:Апрелевский Завод Грампластинок, カラーペーパータイプの最初期分, オリジナル世代, orginal generation
トピックス:【入荷の少ない希少タイトル】---スカルラッティ:1955年9月5日, ショスタコーヴィチ:1955年旧ソ連でのモノラル録音, 録音詳細不明, 1956年MELODIYA:Д 02828(前期プレ・メロディアレーベル世代)にて初リリース, これは1958年頃製造の中期プレ・メロディア・レーベルの第2版世代盤がオリジナル世代のカラーペーパー両穴ジャケットに入るケースで第2版となる, 入荷の少ない希少タイトル

商品詳細:両面とも1955年録音で1956年初リリースとなったギレリスの初期モノラル録音。特にA面のスカルラッティのソナタは珍しい。ギレリスのスカルラッティのソナタはこの5曲以外にも数曲の録音があるようであるがそれらも1955年に集中して録音されたようである。エミール・ギレリス(1916-1985)はウクライナ・オデッサのユダヤ人の家庭に生まれるたピアニスト。オデッサ(オデーサ)音楽院へ入学し、ベルタ・レイングバルドから薫陶を受けた。1931年には、音楽院を訪れたアルトゥール・ルービンシュタインに認められ、その勧めで1933年には17歳にして第1回全ソ連ピアノコンクールに参加し、満員の聴衆が総立ちになる演奏を披露して優勝した。1935年にオデッサ音楽院を卒業すると、すぐモスクワ音楽院に入学し、2年間ゲンリフ・ネイガウスに師事した。1936年にはウィーン国際コンクールで第2位となり、1938年にはブリュッセルで行われたイザイ国際コンクールで優勝した。なお、この大会にはアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリも参加したが第7位に終わっている。1956年に日本も訪れた。1955年にはフィラデルフィアでチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏し、アメリカ・デビューを果たした。妹のエリザベス・ギレリス(1919- 2008)はレオニード・コーガンと結婚している。ソ連政府からは、1946年にはスターリン賞、1961年と1966年にはレーニン勲章、1962年にはレーニン賞をそれぞれ受賞している。旧ソ連当局から出稼ぎが許された数少ない音楽家の一人。ギレリスは鋼鉄のタッチと通称される完璧なテクニックに加えて甘さを控えた格調高い演奏設計で知られる。ベートーヴェンの演奏で評価が高く、音楽評論家の吉澤ヴィルヘルムは、ネイガウス門下の中で最もハンス・フォン・ビューロー以来の伝統を受け継いでいたと記している。スヴャトスラフ・リヒテルはギレリスによるヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番の演奏を称賛し「だから私はこの曲を弾かない」と記している。『ニューヨークタイムズ』の音楽評論家であったハロルド・C・ショーンバーグは、ギレリスについて「比較的客観的な視点を持った力強く明快で健全な演奏家で、感情的に音楽に溺れることを自ら戒めていた」「力強いが飾らない音楽性によって、楽で自然な感じで演奏をした」と評している。確かにギレリスの演奏は辛口で無駄な音がないが音楽は豊かであり、味わいは深い。スカルラッティはメイエルに代表されるパリスタイルではなく、合理主義に基づいた抑制力の効いた演奏になっている。ショスタコーヴィチでは逆に古典的で幻想ふくよかな演奏になっている。

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