商品コード:1298-031n[MELODIYA] L.コーガン(vn) A.ムイトニク(pf) / ブラームス:Vnソナタ1番Op.78「雨の歌」, R.シュトラウス:Vnソナタ Op.18
商品コード: 1298-031n
商品詳細:L.コーガン(vn)A.ムイトニク(pf)の二人は1955年ロンドンでブラームス:Vnソナタ1/2番をモノラル録音し、33CX 1381でリリース。それは2万円を超える高額の人気盤である。このブラースはそれとは別の1958年頃のモスクワ録音でR.シュトラウスのVnソナタとカップリングされMELODIYAのみでリリースされた。英COLUMBIAとは別録音の2回目?のスタジオ録音である。比較試聴していないがMELODIYAのほうがやや遅いテンポでゆったりした印象を感じた。但し何方もアンジャイ・ムイトニク(ミトニク)がピアノであり、基本は同じと感じる。コーガンの芸風は硬派の辛口であり、甘さは微塵もない強靱でクリアーなスタイル。しかし弦の音はどこまでも透明で濁りがなく澄んでいる。演奏は強靱だが音楽は柔らかい。正に理想的な演奏と言える。だがらモノラル盤の33CXは安価ではない。一度何らかのレコ―ドで聴いてしまうと、高くてもオリジナルが欲しくなってしまうことも解かる演奏である。ロンドン録音よりこのMELODIYA録音の方にはやや遊びが感じられ、窮屈さは幾分和らいでいるような気がする。もっと穏やかな演奏が良い方にはそういう録音もあるので比べてみると、更にレコードの愉しみは増してゆくことだろう。片面のR.シュトラウスのVnソナタはあまり録音されないマイナー曲である。1888年作の唯一のヴァイオリン・ソナタである。交響詩やオペラで名声を博したR.シュトラウスだが、自らヴァイオリンをかなりの程度弾きこなすことができたことから、華やかな演奏効果が発揮されるとともに高度な演奏技術が要求される曲となっている。コーガンの辛口スタイルならこんなマイナー曲も聴いてみたい。ブラームスより幾分情緒的に弾いている。ピアノのアンジャイ・ムイトニクだがミトニクまたはミトニックなどの表記もみられる。両者の中間的な発音であるので何方も間違いではない。当社ではムイトニクで統一する。
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